人類を進化させる技法、ヨーガ
人知れず人類の進化に多大な貢献を為してきた聖者、マハアヴァターババジ。
完全なる悟りを得て死を超越したシッダと呼ばれる存在は、出来事の傾向の監視、善の強化と悪の弱体化に向けた活動を法の許す範囲で行い、人類の進化のみならず霊的存在にも指導を行い宇宙全体に貢献していると云われています。
マハアヴァターババジもシッダであります。
歴史が動く重要な局面においても、大師ババジは人々に叡智をもたらし励まし導いてきました。
マハアヴァターババジについてご紹介します。
ババジとは誰か
ババジは今もヒマラヤに生きるヨーガの偉大な大師であり「クリヤー・ババジ・ナーガラージ」「マハー・アヴァター・ババジ」あるいは「シヴァ・ババ」と呼ばれています。
死を克服し、悟りの最高の境地に達した16歳のころから、彼の肉体は老いることがなくなりました。パラマハンサ・ヨガナンダ師によって書かれた「あるヨギの自叙伝」が出版されてから、この偉大な大師ババジの名は一躍有名になりました。
何世紀にもわたりヒマラヤ山を住処とし、「達成した偉業は我々の想像に及ばない」とシュリーユクテスワ師(ヨガナンダ師の師匠)が語っておられます。「偉大なアヴァターラ」とヨガナンダ師はババジ大師を呼びます。
アヴァターラとは至高の実在が人間の姿をとって生まれることです。ババジは様々な姿で現れ、幸運な少数の者の前にときおり姿を現します。
(以上は「ババジと18人のシッダ」より引用しています。)
ババジ大師はキリストと霊交しておられ、その仕事は、戦争、人種間の反目、宗教的派閥心、唯物主義の悪弊を放棄するように啓蒙することです。
そのために、自己を開放するヨーガの技法を普及させる必要性を痛感しておられます。歴史的資料が全くないのは、いつの時代にも公に姿を現されたことがないからです。
地味に目立たぬように活動しておられます。「キリストやクリシュナ、その他世に知られた偉大な預言者たちは、大衆の中での活動を通して遂行すべき特定の目的をもって地上に下られた大師たちである。
したがって、このような大師たちは、その目的が達成されると、すぐに地上を去ってしまう。
しかし、ババジのように、ある特定の歴史的事件よりも、数世紀にわたる人類の緩慢な進化に、より多く関係した仕事を分担しておられるアヴァターも居るのである。
このようなアヴァターたちは、常に大衆の目を避けて活動しておられ、また随時自分の姿を隠してしまうこともできる。世間一般の人々は、こうした霊的偉人たちの存在をほとんど知らないのである。」
(以上は「あるヨギの自叙伝」より引用しています。)
ババジ大師について詳しく知りたい方は、関連書物をご覧ください。