不死身の聖者ババジは他者への奉仕を礼拝の儀式よりも偉大な最高の行為であると考え、奉仕の心がないことは人生にとって大きな損失であると見なしました。
常に他者に尽くすようにと熱心に勧めました。
そのような仕事は社会に役立つ貢献であり、人としての霊的な成長や完成を遂げるために一番良い最高の手段でもあります。
他者から必要とされる奉仕で、真に尽くしたいと思う人間の尊厳を害(そこな)うものはありません。
神の顕現であるババジは次のように語りました。
「人類に仕えることが、神への最高の貢献である。
『労働は礼拝』である。いつでも世界に真の進歩がなされたとき、それはその時代の個々の人々の賢明な働きによるものであった。
最後の息を引き取るまで働かねばならない。
世界は勤勉さと建設的な行為を求めている。
あなたも自分の仕事に専念しなさい。
退いてはいけない。
ひたすら前進しなさい。
あなたが一歩ずつ前進することが全世界を益するのだ。自分の務めを完遂(かんすい)することが最高の成就(じょうじゅ)である。
サダーナ(霊的修行、断食、瞑想)やペナンス(苦行)やその他の修行よりも高い達成である。富める者も貧しき者も、高き者も低き者も、老若男女に関わらず、仕事に従事することが皆の本分である。
必要ならば、最も低い奉仕(おもわずためらうような奉仕)もためらわずにやりなさい。高い地位にある者が、いかなる奉仕であっても、最下級の奉仕であってもする用意があれば、他の人々の模範となる。
懸命に働くことで、自分の内に平和を達成できる。
自分のまわりの世界に平和を達成できる。皆が勤勉に愛をもって働くならば、世界中に平和が来るだろう。」