喜びとは

苦しみは人と自分を比較することから始まりますが、それをなくすにはどうしたら良いのでしょうか?

苦しみとは反対の喜びについて考えることで、それは明らかになります。

パラマハンサ・ヨガナンダ師は以下のように、その仕組みを明らかにしています。

 

喜びは二つの意識から成り立っている

喜びは二つの意識から成り立っています。

欲しいものを手に入れたという「興奮した意識」と、不足感の苦しみをもう感じなくて済むという二つの意識です。

この意識には、感情と思考という要素が両方とも含まれています。

後者の「対照的な意識」、つまり(欲しいものを持っていなかった時どのような苦しみを感じたのか、そして欲しいものを手に入れた今どのように苦しみが消えたのかという)全体としての意識が、喜びの魅力を成り立たせる主な原因です。

このように、最初に不足感が生じ(不足感が満たされると)喜びの意識が起こることが分かりました。

つまり、喜びの意識は、不足感と、 満たされることに関わっているのです。

この不思議を生みだし、満たしているのは、心に他なりません。

ある対象物そのものが喜びをもたらすと思い、いつかそれを実際に手に入れて不足感を解消しようと考え、その対象物を心に抱き続けることは大きな間違いです。

もし対象物そのものが喜びをもたらすのであれば、同じ服、同じ食べ物がすべての人を喜ばせるはずですが、そんなことはありません。

喜びというものは心がつくりだしたものです。

喜びとは人を惑わす興奮した意識状態であり、最初に欲望の状態があってそれを満足させることが必要であり、以前とは対照的な現在の意識状態を必要とするのです。

ある対象物が、喜びの意識をもっと大きくすると思えば思うほど、また心の中に欲望を抱けば抱くほど、その対象物を追いかけようとする可能性が高まります。
その対象物が喜びの意識をもたらすと考えてしまい、無いと不足感がもたらされると考えてしまうのです。

いずれの意識状態も、最終的に苦しみをもたらします。

つまり、本当に苦しみを減らしたいのなら、可能な限り、すべての欲望や不足感から徐々に心を解放していくようにすべきです。

不足感を解消してくれると思っていた、ある対象物への欲望がなくなってしまうと、

たとえその対象物が自分の目の前にあったとしても、喜びという人を惑わす興奮した意識が起こることはなくなります。

しかし、不足感を減少させるのではなく、われわれは習慣的にこれを増大させており、不足感が一つ満たされると、新しい様々な不足感をつくりだし、結果として全部を満たそうとする欲望を生んでいます。

たとえば、お金の不足感を解消するために仕事を始めるとします。

仕事を遂行していくためには、仕事に伴うたくさんの不足感や必要事項に注意を払わなくてはならなくなります。

これによって、新しい不足感や必要事項が生まれてどんどん増えていき、もっと注意を払うことが必要となっていきます。
このように、お金の不足感という最初の苦しみが、無数の新しい不足感や関心を創り出してしまうのです。

もちろんこれは、仕事をしたりお金を稼いだりするのが悪いことだとか、不必要であるという意味ではありません。

際限もなく不足感をつくり続ける欲望こそが問題なのです。

 

パラマハンサ・ヨガナンダ師 「宗教の科学」より一部抜粋

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