あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。
人の器の大きさと等しい運が人に与えられています。
パラマハンサ・ヨガナンダ師の著書「成功の黄金律」第二章/成功とは何か
より一部抜粋してご紹介します。
「成功を求めるなら、人は単に欲しいものではなく、真に必要とするものに集中しなければなりません。
人にとって欲しいものがすべては手に入らないこと、
また宇宙の法が危害が生じるような願いを許容しないことは善いことなのです。
子供は父親に鮮やかな色をした毒蛇を獲えて欲しいと頼むかもしれませんが、
父親はそんな危険な願いに応えることはありません。
神の法則も同様に、一時的に楽しいかもしれないが危険が生じる願望の充足は受け入
れません。
もちろん、神の子供である人間は自由意志を与えられていますので、最初は喜びに満ちていても最後には危険に満ちたものになるようなものを、しつこく追い求めることもできるし、またしばしばそうするわけです。
なければ困るというその必要性が、大きければ大きいほどそれが満たされる可能性は大きくなります。
あなたが単に欲しいものを手に入れる前に、そうしたあなたの必要性を自在に満たすパワーを育まなければなりません。
あなたの無ければ困るという真に必要とするものとは何か。
身体、心、魂のための食物、家、繁栄、健康、集中力、記憶力、思いやりの心、友人、智恵、至福などは、人にとって無くてはならぬものです。
他者を霊的に幸せにするために、質素な生活、高邁な思想、内側の本当の喜びを育むこともま
た、真に必要なものです。
真の幸福は利那的なものではありません。
なぜなら真の幸福は本質的に霊的なものだからです。
しかし感覚の悦びにもとづく「幸福」は、すぐにも苦悩に変わってしまうのです。
心身の真に必要とするものに五感を奉仕させるなら、本当の幸せにつれていきます。
五感に溺れるならみじめさ以外、何ももたらしません。
快楽をもたらす感覚対象への欲望は、しばしば人為的に生じた欲求ではなく自然の必要であるというのは間違っています。「単にそうしたいという欲望」は増幅されてはなりません。
その代わり真の必要を満たし、また実際に無ければ困るものを確保することに集中しなければならないのです。
通例、人の関心は不必要な欲求によって囚われて常に欲望を増大させています。
無くても困らぬものへの欲求を満足させようとする欲望は、すべて根絶されなければなりません。
一度にひとつの必要性に関心を集中することは、正しい方向への第一歩となります。
人生と真の幸福を構成するものの内、最も必要とするものを決めるのです。
そうしてそれを最短の方法で獲得することに、全集中力とエネルギーを振り向けなさい。」