真の自由を手に入れ他者に尽くすことで、富、力、才能が手に入る
人が真の自由を手に入れると、人生に満足と幸福を見出し、富と力と偉大な才能を手に入れることができます。
自由とは、囚われのない状態です。
何物(人)にも囚われず生きることは、囚われの原因を手放すことで可能になります。
囚われの原因となるのは、人が持っている欲望です。
物や体験に執着すると、それらに対する欲望に自分が支配され、自由が制限され、競争心や貪欲さ、他人への恐れや嫉妬の心が起こります。
またすでに自分が持っている富、名誉、地位、立場を守ろうと防御したり、或いはさらに手に入れようとする気持ちを煽られます。
そういった物や経験への執着と欲を手放す時、初めて真の自由を手に入れられます。
快楽、苦悩、さらには何かを獲得したり、失ったりした際の心の不安定さから解放され、
求めるものも守るものもなくなるとき、人は真に自由になります。
真の自由を得て満ち足りた状態になると、自由自在に他者に尽くすことができるようになり、人生に満足と幸福を見出し、さらに奉仕を通じて富と才能を見出します。
執着を手放すことを目標とすると、満足の行く生き方ができる
社会では上記のこととは正反対のことが良しとされています。
それゆえ、社会で理想とされる状態に到達しても、精神的バランスを欠いたり、終わることのない苦しみに囚われてしまうことがあります。
欲望に対する執着を手放すことをこれからの生きる目標にすることで、欲望の勢いを弱めて、精神的にも肉体的にもバランスの取れた生き方ができるようになります。
この生き方によって、人間関係が円滑になり、仕事に対する満足感を得ることができ、健康体となり、深い睡眠も手に入れられます。
周囲の人々にも良い影響を与え、物質的にも豊かになるでしょう。
執着を手放すことによって、欲しいものがを手に入るというのは、人生の哲理です。
欲望に対する執着を手放すことをヨーガではヴァイラーギャ(無執着)と言います。
無執着とはどのように生きることを指すのか、次回ご紹介します。