パラマハンサ・ヨガナンダ師の「あるヨギの自叙伝」には、師ご自身がインドからアメリカに渡り教え伝えた「クリヤ・ヨガ」に関する記述があります。
「クリヤ・ヨガは私の師のまた師であるラヒリ・マハサヤ師によって近代インドに広く知られるようになった科学である。
クリヤは古代伝来の科学である。
ラヒリ・マハサヤはこれを、彼の偉大な師ババジより授けられた。
ババジは、人類が長い間の暗黒時代に見失ってしまったこの技法を再発見し、かつその精髄を明らかにされた。
そして、あらためてこれを、単にクリヤ・ヨガと名付けられたのである。」
クリヤ・ヨガは、聖典バガヴァット・ギーターやヨーガ・スートラにも登場しており、ヨガの起源ともいうべき科学的技法であります。
クリヤ・ヨガにおけるプラーナーヤーマは、他で教えられている非科学的呼吸法とは全く異なり、最初から平和な気分と、脊髄に充実した爽快感が感じられるのが特徴です。
ヨーガの伝統に則って、聖師のもとで肉体と脳を注意深く訓練したならば、自然が百万年かかってもたらす効果を、クリヤヨガではわずか三年で達成することができると云われています。
神から人類に与えられた宝ともいうべきものがクリヤ・ヨガであります。
さらに詳しく知りたい方は、「あるヨギの自叙伝」、「ババジと18人のシッダ」をご覧ください。
◎あるヨギの自叙伝
「ヨガを行ずる者をヨギという.本書は,ヨガの聖者,パラマハンサ・ヨガナンダ師が,波瀾に富んだ自己の生涯,インドの偉大なヨガの聖者たち,ヨガの数々の奇跡を近代科学の言葉で記述した興味つきぬ自伝.読者諸氏は,師の魅力的な人物,生涯,そしてヨガが有する霊的世界に,必ずや引きこまれるであろう.」
◎ババジと18人のシッダ
「心身の健康と覚醒をもたらす技法として伝えられてきた「クリヤー・ヨーガ」。その創始者である古代インドのシッダ(ヨーガの達人)たちと、技法を近代に伝えたという伝説の聖者、ババジ・ナーガラージについて、豊富な引用と逸話を交えて伝えている。今も全容を知る者が少ない「クリヤー・ヨーガ」について、その技法の概要と裏付けとなる法則についても明快に述べている。ヨーガへの理解をさらに深めたい人の必読書。」