幸福と健康に恵まれ、調和の中に生きる
真の自己を知り、ひとたび内なる真我に留まることを学べば、外側の大きな苦難でさえ、影響を与えることはできないとヨーガの哲学において伝えられています。
そして幸福と健康に恵まれ、調和の中に生きることができるようになります。
「生命の法則を知り、私たちがそれに従って振る舞うなら、いつまでも幸福で、健康に、そして私たち自身と全生命との完全な調和の中に生きることができるのです。
生命の法則とはこうです。
内側の真実との調和を失えば失うほど、ますます苦しむようになる。
しかし、真実と調和すればするほど、ますます尽きることのない喜びを感じるというものです。
たとえその体が病に冒されてしまおうとも、人々から嘲(あざけ)られ迫害されようとも、その人には何一つ影響を与えることはなくなります。
この人生での想像もつかない出来事の連続のなかで、どんな時も至福に満たされ、内に住まう真我からぶれなくなるのです。」
(パラマハンサ・ヨガナンダとの対話より)
真の自己を探求するその果てにある真我実現によって、深い喜びの中に生きることができるようになります。
これは人間の究極のゴールです。
参考文献:「パラマハンサ・ヨガナンダとの対話」、「クリヤーヨーガ:道を照らす光」、「パタンジャリとシッダのヨーガスートラ」
◎パラマハンサ・ヨガナンダとの対話
「パラマハンサ・ヨガナンダの直弟子スワミ・クリヤナンダ(J.ドナルド・ウォルタース)が、師と人々との対話を記録・編集した対話集。」
「
◎クリヤーヨーガ:道を照らす光
「なぜババジのクリヤー・ヨーガの実践は必要なのか。
待ち受ける試練やその解決法は。
鍵は真の自己の知識とエゴの明け渡しにある。
だが実行にはしばしば助けが必要だ。
行法の実践者、未経験者の区別なく、すべての人を後押しする洞察あふれる書。」
◎パタンジャリとシッダのヨーガスートラ
「本書は、パタンジャリのヨーガスートラの他に類を見ない解説書となっている。各節の解説に加え、南インドの聖典ティルマンティラム(ティルムーラル著)とヨーガスートラを比較し、多くの類似点を示し、さらにはババジ・ナーガラージ(パラマハンサ・ヨガナンダ著『あるヨギの自叙伝』で有名)が現代に復興したクリヤーヨーガの技法との関連も示している。クリヤーヨーガの技法の意義を教えてくれる、あるいは再確認させてくれる本書は、クリヤーヨーガ実践者には必携の書である」