心理学

ネガティブな思い込みからの解放・自己暗示と「正中心」への回帰

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正中心を生きる~貴方は日常の中で暗示の影響を受けている。

私たちは、日々の生活の中で、様々な形で自己認識を形成していきます。その過程で、幼少期から少年期にかけて経験した出来事は、特に大きな影響力を持ち、無意識のうちに私たち自身の価値観や可能性を制限する「ネガティブな思い込み」を植え付けてしまうことがあります。これらの思い込みは、まるで潜在意識に住み着いた住人のように、私たちの行動や思考を支配し、本来の私たち自身が持つ可能性を覆い隠してしまうのです。

1. ネガティブな思い込みの発生源:幼少期の記憶と周囲からの影響

ネガティブな思い込みは、特定の出来事がきっかけとなり、潜在意識に深く刻み込まれます。例えば、学校の先生から「お前みたいな人間は出世しない」という言葉を投げかけられた場合、その言葉はまるで呪いのように、その後の人生におけるキャリア形成に影響を及ぼす可能性があります。周囲の生徒と比較され、大勢の前で馬鹿にされた経験は、人前での発表やプレゼンテーションに対する極度の緊張や恐怖心を植え付け、自己表現を阻害します。

また、特定の価値観が社会的に強く推奨される場合も、ネガティブな思い込みを生み出す可能性があります。例えば、「苦しいことに耐えることこそが素晴らしい」というスポーツ根性のような価値観は、「ラクをしてはいけない」「苦しまなければ成長できない」という誤った信念を植え付け、本来であれば効率的に達成できる目標に対しても、あえて苦しい道を選んでしまうことがあります。学歴社会においては、低学歴であるというだけで能力がないとみなされることがあり、学歴コンプレックスという形で自己肯定感を著しく低下させる原因となります。友人やクラスメートからのいじめは、「自分は人に好かれない」「自分には価値がない」という根深い自己否定感を植え付け、人間関係に対する不信感を増幅させます。

これらの経験を通して、人は無意識のうちにネガティブな暗示を受け入れ、潜在意識に深く刻み込んでしまいます。そして、これらの暗示は、あたかも常に起動しているアプリケーションのように、私たちの思考や行動を常に監視し、コントロールしようとします。その結果、「幸せになってはいけない」「自分には勉強ができない」「異性運が悪い」「自信が持てない」「自立したいのに、怖くて動けない」「他人は信用できない。必ず裏切られる」といったネガティブな思い込みに囚われ、本来の自分自身が持つ可能性を十分に発揮することができなくなってしまうのです。

2. ネガティブな思い込みに囚われた状態・自己認識の歪みと潜在能力の制限

ネガティブな思い込みに囚われた状態は、自己認識の歪みを引き起こし、本来の自分自身を正しく認識することを困難にします。私たちは、ネガティブな思い込みを通して世界を認識し、自分自身を評価するため、客観的な視点を持つことができなくなります。その結果、自分の能力や可能性を過小評価し、本来であれば達成できるはずの目標に対しても、最初から諦めてしまうことがあります。

また、ネガティブな思い込みは、潜在能力の発揮を阻害する大きな要因となります。潜在意識は、私たちの行動や思考を無意識のうちにコントロールしており、ネガティブな暗示を受け入れている場合、その暗示に従って行動してしまう傾向があります。例えば、「自分には勉強ができない」という思い込みを持っている場合、勉強に対するモチベーションが低下し、努力をしても成果が出にくいと感じてしまいます。その結果、ますます自信を失い、自己肯定感が低下するという悪循環に陥ってしまうのです。

さらに、ネガティブな思い込みは、人間関係にも悪影響を及ぼします。「他人は信用できない」という思い込みを持っている場合、他人に対して警戒心を抱き、深い人間関係を築くことが難しくなります。その結果、孤独感や疎外感を抱え、精神的な苦痛を感じることが多くなります。このように、ネガティブな思い込みは、私たちの人生のあらゆる側面に影響を及ぼし、幸福感や満足度を著しく低下させてしまうのです。

3. 本来の自分を取り戻す・自己暗示によるネガティブな暗示の解除

しかし、希望は常に存在します。ネガティブな思い込みは、過去の経験によって植え付けられたものであり、決して変えられないものではありません。自己暗示という強力なツールを用いることで、潜在意識に働きかけ、ネガティブな暗示を解除し、本来の自分自身を取り戻すことができるのです。

自己暗示は、リラックスした状態で行うことが効果的です。まず、深呼吸を数回繰り返し、心身の緊張をほぐします。最後に息を吐ききったら、軽く目を閉じ、自分の潜在意識が胸にあると意識しながら、その潜在意識に話しかけるように、以下の言葉を唱えます。

  1. すべての悪い暗示が消えます” (29回)
  2. 私に悪影響を与えているすべての暗示が消えました” (1回)

この言葉を唱える際には、強い意志と確信を持つことが重要です。潜在意識は、私たちが意識的に考えていることよりも、感情やイメージに強く反応します。そのため、言葉を唱えるだけでなく、悪い暗示が消え去り、本来の自分自身が輝きを取り戻すイメージを強く思い描くことが効果を高めます。

自己暗示は、一度行っただけで劇的な効果が得られるものではありません。日々の継続的な実践によって、徐々に効果を実感できるようになります。毎日、同じ時間帯に、同じ場所で行うことで、潜在意識に働きかけやすくなり、より効果的な暗示をかけることができます。

4. 「正中心」を生きる・自己肯定感の向上と潜在能力の解放

自己暗示によってネガティブな暗示を解除し、本来の自分自身を取り戻すことができれば、私たちは「正中心」を生きることができるようになります。「正中心」とは、自分の中心であり、そこにいることで無限の力を発揮できる状態を指します。

「正中心」を生きるためには、まず自己肯定感を高めることが重要です。自己肯定感とは、自分自身の価値を認め、肯定的に評価する感情のことです。自己肯定感が高まると、自分の能力や可能性を信じることができ、積極的に行動することができます。

自己肯定感を高めるためには、まず自分の長所や得意なことを見つけ、それを意識的に評価することが重要です。また、過去の成功体験を振り返り、自分には成し遂げられる力があるということを再確認することも効果的です。さらに、他人からの評価を気にしすぎず、自分自身の価値観に基づいて行動することも、自己肯定感を高める上で重要です。

「正中心」を生きるためには、自分の直感を大切にすることも重要です。直感とは、論理的な思考や分析ではなく、心の奥底から湧き上がってくる感覚のことです。直感は、潜在意識からのメッセージであり、私たちを正しい方向へと導いてくれることがあります。

直感を大切にするためには、まず自分の感情に敏感になることが重要です。何かに違和感を感じたり、心が惹かれるものがある場合は、その感覚を無視せずに、注意深く観察してみましょう。また、瞑想やマインドフルネスなどの方法を取り入れることで、潜在意識とのつながりを深め、より直感を受け取りやすくなります。

5. 周囲との調和と建設的な人間関係の構築

「正中心」を生きることは、自分自身だけでなく、周囲の人々にも良い影響を与えます。自分が自分の中心にいることで、他人の意見や感情に振り回されることなく、冷静かつ客観的に状況を判断することができます。その結果、建設的な人間関係を築き、お互いを尊重し、助け合うことができるようになります。

また、「正中心」を生きることで、自分の才能や能力を最大限に発揮し、社会に貢献することができます。自分が本当にやりたいことを見つけ、情熱を持って取り組むことで、周囲の人々を感動させ、良い影響を与えることができます。

さらに、「正中心」を生きることで、人生における困難や試練を乗り越える力を得ることができます。困難な状況に直面しても、自分の価値観や信念に基づいて行動することで、後悔することなく、前向きに進むことができます。

6. 注意点と補足

  1. 自己暗示は有効な手段ですが、全ての問題を解決できる万能薬ではありません。深刻な問題を抱えている場合は、専門家のサポートを求めることも検討しましょう。
  2. 自己暗示の効果には個人差があります。効果を実感できない場合でも、諦めずに継続することが重要です。
  3. 「正中心」を生きることは、エゴイズムとは異なります。自分の欲求を満たすだけでなく、他者の幸福も考慮することが大切です。
  4. この文章は、一般的な情報提供を目的としており、医学的なアドバイスを提供するものではありません。
まとめ

ネガティブな思い込みは、私たちの可能性を制限する足かせとなりえますが、自己暗示というツールを用いることで、それを克服し、本来の自分自身を取り戻すことができます。「正中心」を生きることで、自己肯定感を高め、潜在能力を解放し、充実した人生を送ることができます。ネガティブな思い込みに囚われていると感じている方は、ぜひ自己暗示を試してみてください。そして、自分自身の中心に立ち、無限の可能性を秘めた自分自身を信じて、未来を切り開いていきましょう。

ABOUT ME
Shokey Hayashi
Shokey Hayashi
エクソシスト/ラジオニクス技法研究家
1965年、青森県に生まれ 幼少期から霊的な現象によるトラブルや病気、怪我に悩まされてきた。しかし、20歳のある日、イベント参加、会場で不思議体験、天からの稲妻エネルギーが降り注ぎ、脳から脊髄を貫くような衝撃を受け、霊能力が開花。その後、心理学と超能力の研究をスタート、現在は、霊能力と意識工学を融合させた。独自のラジオニクス技法をにて「ラジオニクス除霊」を確立。除霊、供養、癒しを超えた「運気の治療まで可能となる」
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