宇宙連合の隊員になる 特別編

UFO 宇宙船
噂で有名な神秘の本を求めて

私が23歳のころ、ジョージ・アダムスキーの本が話題になっていました。アダムスキーは、金星人に会って、彼らから教えてもらった情報を公開したことで有名です。
当時の精神世界ではある有名な噂がありました。
『アダムスキー全集  文久書林 出版年 1983年 1985年 1970年』の中にハードケース入りの“生命の科学の単行本を、最低10回以上は読むと、すごいことが起きる。それも、日本で訳された初版でなければならない。
初版は白いハードカバーでケース入りでした。
ETやUFOには興味がありませんでしたが、その本がどうしても欲しくなりました。さっそく手に入れようと思いましたが、本屋の店頭では販売されていなかったので、アダムスキー協会日本支部のあった古いビルへと足を運びました。
購入後に本を開いた瞬間、フワッと光り輝く「気」のようなのを発しているのが分かったのです。ほかの本とはまったく違う何かが感じられて、それは凄いものでした。噂は本当だなと思いました。

レッツ・エクササイズ

実際に読んでみて、アダムスキーが金星人と会ったことも、ここに書いてある高次元の話も本当のことだとわかりました。ほかにも、本の中では数々のエクササイズが紹介されていて、それらを実践することによって、透視をはじめとした超能力が発揮できるようになっていました。その方法が、こと細かく書いてあったのです。
例えば、集中力をアップする透視の項目では、こんな感じです。

1本のロウソクを立てて火を点ける。紙で作った風車をロウソクの炎に近づける。そして、風車が回るように集中して念を送る。すると、風車が回り出す。

噂を知っていた人たちは、10回本を読んだうえで、本気で本の通りに実践していたわけです。彼らが実際に能力アップに成功しことが、ある雑誌の記事でも書かれていました。
ですが、ジョージ・アダムスキーの本はこれといったストーリー性もなかったし、はっきり言って面白くはありませんでした。「10回以上読めば良いことがある」ということで、「10回読むことに意義がある」と思いこんで読み続けました(笑)。

つまらなく見えてすごい秘密が

そうするうちに、ふと気がついたのです。この本がつまらないと思えるのは、実は「暗号化」されているからで、わざとそういう作りにしていることに。それを嗅ぎ分けられる人が読むと、「あぁ、こういうことが埋め込まれているのか」と、言わんとしていることが浮かび上がるようになっていました。
はたから見れば普通の本のようであって、実はストーリーのほかに、意識を大きく変容させるための方法論がすべて埋め込まれて書かれているという、やはりすごい本だったのです。
アダムスキーの本を10回以上読んだ私は、エクササイズも全て実践し、その結果自分が元々持っていたサイキック能力が、一層高まったのを実感しました。

本と宇宙連合の共通点

そんな矢先、たまたま入った本屋で、前から欲しかった本を見つけたのです。
『わが深宇宙探訪記 上中下の3冊セット オスカー・マゴッチ/著 関英男/監修 1992 初版』という、当時アダムスキーと同じくらいに話題になっていた本でした。アダムスキー同様、どうしても押さえておきたかった本でした。
この本は、今は亡き高名な工学博士である関英夫さんが書かれたもので、宇宙連合がテーマでした。出版する資金がなかった関さんは、ワープロで打った原稿をそのまま刷って、本にしていたのです。
『オスカー・マゴッチの宇宙探検』を手に入れた僕は、この本も「10回以上読みなさい」と噂されていることを知ったのです。「またか!」と思いましたね(笑)。
でも、読んでみたらSF小説でとても刺激的なのです。「これは、面白い!」と思い10回読みました。
それから数ヵ月後、2つの本を読んだことさえ忘れていた時期に、前回お伝えした「宇宙連合のメンバー」としてスカウトされることが起きたのです。
本を読んで能力が高まったからスカウトされたわけではなく、元々サイキックな能力を持っていたので、たまたま選ばれたのだと思います。
宇宙船の中での体験を通して、私はあることに気づきました。アダムスキーとオスカー・マゴッチの本で共通していたのは、人や物が持つ固有名詞の代わりに、番号を割り当てて表現されていたことです。それを識別番号としていましたが、宇宙連合の宇宙船内でも同じシステムだったのです。
固有名詞を使うと、その名前から特定の周波数が発生し、その人や物の状態が詳しく読み取られてしまいます。その人の素性やその人がどういう状態なのかが分かってしまうので、宇宙船の中では自らの名前を名乗る人はいませんでした。上の人から、あえて番号で呼ばれていました。それが、今でも印象的です。

繋がり合っていた2つの本

私は本が好きで数千冊は読みましたが、関英雄先生の本は、精神世界系の本の中では最高傑作だと思います。関英雄先生が監修して原作そのままに近い表現で翻訳されたクオリティの高い本は、精神世界系の本としては未だ読んだことがありません。精神世界を熟知していなければ、ああいう表現はできません。
関英雄先生の本は、精神世界を極めたい人には貴重なものです。今はもう古本屋にもないでしょうし、もしあればとても貴重なお宝です。
アダムスキーの本も関英雄先生の本も、10回読むのが前提ですが、これには意味があります。活字というのは何回も読むことで、深層意識に入りやすくなるのです。
例えば、気に入った本を繰り返し読むことによって、そこに流れている思想やエッセンスみたいなものが、自分の深層意識の中に自然と染み込むわけです。

宇宙意識とは禅の境地なり

あの2つの「特殊な初版本」から得たものは、そのほかにもありました。
本を読む中で、あることに気づきました。行間にその世界観が見え隠れしていました。
「これなら、完璧に宇宙に行けてしまうぞ。しかも簡単に。」
それは、禅でした。金星人の教えには、禅とか道教の思想が色濃く反映されていて、アダムスキーが訴えたかったのは、禅の思想であることを発見しました。
私は陰陽道には詳しいですが、五行や陰陽道を深く掘り下げていくと、どちらも実は禅の境地に行き着きます。ロウソクの炎を「こっち向け」と念で動かすのと同じなのです。
無になった瞬間、集中しているようで集中していない矛盾した状態になります。その時、「動け!」と思ってはいけません。それがサイキックパワーを引き出すということなのです。

禅と瞑想の違い

このことは、それ以前に読んでいた藤田霊斎さんの本とも重なるものがありました。その本は大正45年くらいの古いもので、藤田さんは「丹田呼吸法」を説いた方で、道元の研究家であり、日本を代表する禅の第一人者です。その2つの本を読んだ時、藤田さんのいわんとしていることと一緒だなとピンときたのです。
禅と瞑想の違いって何だと思いますか?
禅とは本来、自然と一体化して、「己がなくなる」という境地。
瞑想は、神秘的なビジョンなどを追及していく行為。でもそれが、場合によっては光が見えるなどといった視覚的なこと以外に、「自分はこうなりたい」という願望が妄想を作り出す場合があります。ヘタをすると、妄想を追いかけてしまう人生になり、極端な場合、それに振り回されて命を落とすこともあるくらいです。
それに対して、禅とは、そのようなものを放棄する行為。

禅の世界と気づきの醍醐味

禅というのは、自分を閉ざしてはいけません。自然と一体化する中で、自分の中を情報が素通りしていくのにただ身を任せるだけでいいのです。
そして私の場合、普段から自分の感覚がオープンになっている状態です。なぜなら、普段から見えないものが見えていて、様々な情報を受信しているので、わざわざそれを閉ざそうと思わないからです。
常に冷静に、その次元を超えた視点で相手のマインドを観察している状態です。その人のマインドを見れば、「あぁ、こういうふうな光景が見えているのか」「そういうことを考えているのか」と詳しく分かるわけです。その人の人生が見えてしまう能力は生まれつきですが、関先生の本などを読んで、ますます強化されたのかもしれません。

1人の時でも誰かといる時でも、気づきの瞬間を体感することがあります。気づきって何かというと、自然とハッとすることです。その瞬間、何が起きるかというと、思考が変わってそれまで自分の中に埋もれていた情報がパンっと浮上してきます。
それは、身体的な感覚として、快感を伴って訪れます。まるで、それまで自分に貼りついていた薄紙がサーっとはがれていくようなものです。単に、「いいことを思いついた」というようなひらめきとは違って、気づきの場合、ガリガリって音がするくらい引きはがされたほうがいい。そのフィルターがはがれるたび、心底スーッとするものです。

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かねてよりワークショップ開催のご要望をいただいていたのですが、コロナの影響で延びに延び、やっと実現する運びとなりました。普段は除霊や開運調整を行っていますが、ワークショップでも簡易除霊を行います。そして自己を癒すワーク、その後願望実現ワークを行います。今は願いが叶う時代です。人々の意識が高まり。それが可能になりました。いくつになっても、夢は叶います。

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