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宇宙科学博物館・コスモアイル羽咋
石川県羽咋市鶴多町免田25番地
開館時間 8:30~17:00
休館日 火曜日
気多大社から車で10分ほどの場所に、宇宙科学博物館・コスモアイル羽咋(はくい)があります。
コスモアイル羽咋は、アメリカ合衆国や旧ソビエト連邦が開発した宇宙船をはじめとする宇宙機材が展示されており、NASA特別協力を得ている博物館です。
石川県羽咋市出身の高野誠鮮(たかのじょうせん)氏が、地元に伝わる古文書に書かれているUFO伝承をもとに「UFOで町おこし」をしようと、NASAや旧ソビエト連邦から本物の宇宙船やロケットを入手しました。
博物館には建設費を含め総額で52億円もの費用がかけられているそうです。
博物館を設立するまでの経緯はとても面白いので、詳しくはコスモアイル羽咋の公式ページ(http://www.hakui.ne.jp/ufo/index.html)をご覧ください。
この博物館の最大の特長は、“本物”が展示されていることです。
海外製の本物の宇宙機材は、日本国内では希少であり、これだけ多くの本物が展示されている施設はコスモアイル羽咋だけです。
来館者の方々からは、「なぜこれだけ貴重なものが能登半島にあるのか」と、驚きの声をいただくことが多く、宇宙ファンからは“穴場中の穴場”と評される施設です。
展示方法については、スミソニアン博物館による協力のもと、伝統的な日本の科学館の展示方式ではなく、アメリカの展示方式に近い形になっています。
宇宙空間をイメージした薄暗い照明や、天井に吊るされたモルニア通信衛星など、展示物を美しく見せるための工夫が至るところに施されています。
(コスモアイル羽咋 公式ページより)
↑「ヴォストーク宇宙千船(旧ソビエト連邦)
実際に飛行し、宇宙から帰還した本物の機体です。大気圏への再突入の際の熱によって焼け焦げた跡が残っています。
↑「マーキュリー宇宙船(アメリカ)」
アメリカ初の有人宇宙船です。内部はかなり窮屈で、1名がやっと乗り込める空間しかありません。この円錐の形は。打ち上げの空気抵抗が最も小さく、帰還する際は底部から降りることで減速しやすいため、NASAが有人宇宙船として最も効率が良い形であると考えていました。
↑「ルナ・マーズローバー(アメリカ)」
このローバーはNASAが火星や月面の走行を想定してグラマン社に製作させた実験用プロトタイプ車で、実用段階に至るまで何度も実験がなされた本物の機体です。NASAの特別協力により、ジョンソン宇宙センターから羽咋市に恒久貸与されています。
↑「
↑「アポロ司令船(アメリカ)」
この司令船は、外壁やスイッチ類など、実際に使用されてたものと同一の部品・素材を用いて組み上げたものです。地球から月まで往復1週間かかるため、その間、3名の宇宙飛行士はこの中で生活を共にすることになります。
↑「ロズウェル事件の宇宙人」
1947年、アメリカのロズウェルに空飛ぶ円盤が墜落した事件があったと言われています。この模型は、その時に撮影されたとされる宇宙人の映像をもとに、テレビ局が作成したものです。宇宙人には指が6本あることや、脳が人間よりも大きいことがわかります。
「UFOで町おこし」するために設立された博物館ですが、羽咋UFO伝説は様々な古文書に残されています。
宇宙科学博物館がこの地につくられたのは歴史的必然かもしれません。
気多大社にご参拝の際は、こちらの宇宙科学博物館・コスモアイル羽咋もぜひご訪問ください。
さて、金沢市に近い神社、宇宙博物館を巡りご紹介してきましたが、外出できる時期になったら再び訪問したいと思うところばかりです。
格式高い神社だけでなく、戦火を逃れた金沢には歴史的建造物もたくさん残っており、さらに空気もお料理もとても美味しいところでした。
今回の撮影は石川県金沢市で会社を営む方々にご協力頂きました。
紙面より御礼申し上げます。
ありがとうございました。
また、最後まで読んで下さりありがとうございます。