名前に使うと不幸になる漢字・古代の知恵を紐解くと～

不幸を呼ぶ漢字

漢字、それは古代中国で生まれ、数千年の時を超えて現代にまで受け継がれる、文字を超えた存在です。単なる記号としてだけでなく、それぞれの文字に込められた意味、歴史、文化は、人々の思考や行動、さらには運命にまで影響を与えると信じられてきました。特に、個人の人生を象徴する名前においては、その影響力は計り知れないものと考えられてきました。

古代中国では、名前は単なる識別符号ではなく、その人の本質を表し、運命を左右する重要な要素でした。真の名は、みだりに人に告げるものではなく、名前を知られることは、その人の魂を支配し、全てをさらけ出す危険を伴う行為とされていました。そのため、命名は非常に慎重に行われる儀式であり、その人の一生を左右する重要な決定だったのです。

現代においても、漢字の持つ力は失われていません。名前という形で私たちに深く関わり、その人の性格、行動、人生観にまで影響を与えると考えられます。特に、名前の漢字が持つ本来の意味を知らずに安易に使うと、その漢字の持つ負の側面を引き出してしまい、人生を不運に導く可能性すらあるのです。私たちが漢字に対して抱くイメージと、本来の漢字が持つ意味には、大きな隔たりがある場合も少なくありません。

以下に、名前に使うことで、その人の人生に負の影響を与える可能性のある漢字をまとめました。これらの漢字は、一文字だけで使われる場合も、他の漢字と組み合わせて使われる場合も、その影響は避けられないと考えられています。それぞれの漢字の成り立ちから、その漢字が持つ本来の意味、そして名前に使った場合にどのような影響を及ぼす可能性があるかを詳しく解説します。愛

1. 本来の意味・「愛」という漢字は、「心」と「夊（すい）」から構成されています。「夊」は、足をひきずりながら歩く様を表し、心が立ち止まり、後ろ髪を引かれるような、切ない感情を表します。過去に囚われ、前へ進むことを阻む、そんな心の状態を表すのが「愛」という文字の本来の意味です。
   
2. 名前に使った場合の影響・ 名前に「愛」を用いると、常に過去の出来事に心を囚われ、自信を持つことができず、不安に苛まれる傾向があります。せっかく良い状態になっても、過去のトラウマやマイナスの感情に引きずられ、自らそれを壊してしまうような行動をとることが多くなります。精神的な疾患を発症するリスクも高く、安定した人生を送ることが難しいでしょう。

道

1. 本来の意味・ 古代において「道」とは、単なる移動手段ではなく、神聖な空間でした。他の氏族の土地には、その氏族の霊や邪霊が存在し、旅人は危険に晒されていました。そのため、旅人は異族の生首を手に持ち、その呪力で邪霊を祓い清めながら進んだのです。このように祓い清められた空間を「道」と呼びました。「道」という漢字には、命がけで困難を乗り越えていく、そんな意味が込められています。
   
2. 名前に使った場合の影響・ 名前に「道」を用いると、男性の場合は、正義感や使命感が強く、困難な状況に自ら飛び込んでいく傾向がありますが、その結果、損ばかりするヒーローのような人生を歩むことになります。女性の場合は、悲劇的な出来事に巻き込まれやすく、困難を一人で抱え込み、周囲に理解されないまま、悲劇のヒロインのような人生を歩む可能性が高まります。

真

1. 本来の意味・ 「真」という漢字は、逆さまになった人を表しています。これは、死者の形を表し、不慮の災難に見舞われ、行き倒れてしまった人の姿を表しています。つまり、「真」という漢字には、不幸な死を遂げた人の魂が宿っていると考えられていたのです。
   
2. 名前に使った場合の影響・名前に「真」を用いると、理想を追い求める傾向が強くなりますが、現実とのギャップに苦しむことになります。学業、仕事、恋愛など、あらゆる面において、理想と現実の大きな差に悩み、失望を繰り返すことになります。また、突然の災難に見舞われる可能性も高く、波乱に満ちた人生を送るでしょう。

幸

1. 本来の意味・ 「幸」という漢字は、手かせを表しています。古代中国では、拷問に使われる刑具であり、拷問によって白状しない場合は、手首や足首を切断されました。手足を失っても生きている状態を「幸い」と呼んだのです。つまり、「幸」は、苦痛や困難を乗り越えた後に、かろうじて生きている状態を表す、非常にネガティブな意味を持つ漢字なのです。
   
2. 名前に使った場合の影響・ 名前に「幸」を用いると、自由を奪われ、常に何かに束縛されるような人生を歩むことになります。会社や組織など、決められた枠の中でしか幸福を感じることができず、独立や自由な生き方を望むことができません。また、常に不幸な出来事が付きまとう傾向があり、幸福を実感することが難しい人生を送るでしょう。

信

1. 本来の意味・ 「信」という漢字は、戒名によく使われる文字です。仏教では、死後の世界で良い結果を得るために、生前に良い行いをすることが重要だと考えられています。「信」は、来世での成功を願う文字であり、生きている人が使うべきではありません。
   
2. 名前に使った場合の影響・ 名前に「信」を用いると、自分自身の行動を制御することができず、トラブルを自ら引き起こしてしまう傾向があります。周囲の人から見ると理解できないような行動を繰り返し、結果として、人間関係を悪化させ、孤立していくことになります。さらに、自らがトラブルを起こしていることに気づかないため、反省することも改善することもありません。

優

1. 本来の意味・「優」という漢字は、死者の家族に代わって、神に対して悲しみを表現する人を表しています。喪に服する人の所作を真似て、悲しむ様子を演じる人を表す漢字なのです。つまり、「優」という漢字には、嘘や偽り、そして悲しみが含まれているのです。
   
2. 名前に使った場合の影響・ 名前に「優」を用いると、表面上は優しく見えても、実際にはずる賢く、嘘をつく傾向があります。また、他人を欺くことに罪悪感を感じないため、周囲の人々から信用を失い、孤立してしまうでしょう。

則

1. 本来の意味・ 「則」という漢字は、鼎（かなえ）に重要な戒律を刀で刻み付けたことを意味しています。これは、非常に厳しいルールや規則を定めることを表し、自由な行動を制限する意味を持っています。また、中国の三大悪女の一人である則天武后が名前に「則」を用いていたことからも、この漢字の持つ負の側面を窺い知ることができます。
   
2. 名前に使った場合の影響・名前に「則」を用いると、常に精神的な不安に苛まれ、不安定な状態が続く可能性があります。また、孤独を好む傾向があり、生涯独身で過ごす可能性も高くなります。

美、義、善

1. 本来の意味・ 「美」「義」「善」という漢字には、共通して「羊」という部首が含まれています。古代において、羊は神への供物として捧げられる動物でした。羊は、人間に利用されるだけの存在であり、自らの意思を持つことができません。「美」「義」「善」は、献身的で従順な存在、つまり犠牲になることを意味しているのです。
   
2. 名前に使った場合の影響・ 名前に「美」「義」「善」を用いると、常に他人のために犠牲になるような人生を歩むことになります。自己主張をすることが苦手で、他人の言いなりになりやすく、利用されることに気づかないまま、人生を終えてしまう可能性があります。特に、家庭に入ると、DVの被害者になるリスクが高いでしょう。

賢

1. 本来の意味・ 「賢」という漢字は、瞳を傷つけ視力を失い、神に仕える「臣」の中で、優れた才能を持つ人を表しています。つまり、「賢」とは、視力を失い、盲目的に神に仕える人を意味するのです。
   
2. 名前に使った場合の影響・ 名前に「賢」を用いると、才能はあっても、真実を見抜くことができず、誤った判断を下してしまう傾向があります。また、誤った情報でも盲目的に信じてしまうため、周囲の人々から利用されたり、騙されたりする可能性が高いでしょう。

七

1. 本来の意味・ 西洋ではラッキーセブンとして知られる「七」という数字ですが、東洋では全く異なる意味を持ちます。古代中国では、「七」は、皇帝の顔に泥を塗るような大失態を犯した者が自害を免れなかった状況を表す文字でした。また、「七」は、腹を十字に切り、腸が飛び出した様子を表しており、死を連想させる文字です。
   
2. 名前に使った場合の影響・ 名前に「七」を用いると、大きな失敗を何度も繰り返すことになります。成功を目指して行動しても、必ず失敗に終わってしまい、結果として、全てを失ってしまう可能性が高いでしょう。成功すればするほど、犯す過ちも大きくなり、最終的には、切腹をしなければならないほどの過ちを犯し、全ての成功を手放すことになるでしょう。

了

1. 本来の意味・「了」という漢字は、両腕を切り落とされた子供の姿を表しています。古代、村外から来た人を敵視していた時代、警戒心のない子供が旅人からお菓子をもらった際、その子供の両腕が切り落とされ、お菓子をあげた旅人も首をはねられたという悲しい出来事を表す漢字です。つまり、「了」は終了、終末といった意味合いを持つ漢字です。
   
2. 名前に使った場合の影響・ 名前に「了」を用いると、何事も中途半端で終わってしまう、不器用な人生を歩むことになります。何かに挑戦しても極めることができず、転職を繰り返したり、恋愛も成就せずに終わったりと、常に中途半端な状態が続くでしょう。

民

1. 本来の意味・ 「民」という漢字は、片目を潰された奴隷の姿を表します。逃亡を防ぐために、奴隷の片目を潰したことから、奴隷、支配される者という意味を持つようになった漢字です。
   
2. 名前に使った場合の影響・ 名前に「民」を用いると、成功したとしても、その裏には必ず不幸がつきまとうような人生を送ることになります。幸せと不幸のバランスがとれず、常に何かを犠牲にしながら生きることになるでしょう。

亜

1. 本来の意味・ 「亜」という漢字は、古代の墓の形を上から見た形を表します。もともと魔除けとして使われていた漢字であり、死後の世界との繋がりが深い漢字です。
2. 名前に使った場合の影響・ 名前に「亜」を用いると、心が死んだような状態になり、感情が麻痺してしまいます。心の病に苦しんだり、人間関係に恵まれなかったりと、不幸な人生を歩む可能性が高いでしょう。

直

1. 本来の意味・ 「直」という漢字は、十人の閻魔王に見られ、右往左往する死者の姿を表します。閻魔王によって裁かれる、常に監視されている状態を意味し、自由がないことを表す漢字です。
   
2. 名前に使った場合の影響・ 名前に「直」を用いると、常に人の目を気にしてしまい、些細な言動でも批判されることを恐れるようになります。内向的な性格になり、生きることが窮屈で、ストレスを抱えた人生を送ることになります。

準

1. 本来の意味・ 「準」という漢字は、あの世へ飛び立つための準備をしている姿を表します。つまり、まだ準備が完了していない、不完全な状態を表す漢字です。
   
2. 名前に使った場合の影響:・名前に「準」を用いると、常に中途半端な状態が続く人生になります。何かを成し遂げようとしても、最後までやり遂げることができず、中途半端な結果で終わってしまうことが多いでしょう。

麗

1. 本来の意味・ 「麗」という漢字は、立派な角が生えそろったオスの鹿を表します。文武両道に長けた、優れた男性を意味する漢字です。女性の名前によく使われますが、本来の意味とは異なっています。

1. 名前に使った場合の影響・ 女性が名前に「麗」を用いると、気分屋で気が強く、わがままな性格になりがちです。傲慢な態度をとることが多く、周囲の人々との関係も悪化し、家庭不和に悩むことになります。年齢を重ねるにつれて、周囲から評価されなくなり、負の要素が強くなる傾向があります。

歳

1. 本来の意味・「歳」という漢字は、まさかりでいけにえを切り刻む様子を表しています。神に生贄を捧げ、人々の安全を祈願するという意味が込められています。

1. 名前に使った場合の影響: 名前に「歳」を用いると、大義名分のもと、犠牲になるような人生を送ることになります。悲劇的な状況に置かれることが多く、悲劇のヒーローやヒロインになりやすいでしょう。

譲

1. 本来の意味・「譲」という漢字は、儀式や呪いに関する意味を持ちます。相手の悪いところを言葉で指摘し、おまじないの品を身に付ける様子を表します。

1. 名前に使った場合の影響・ 名前に「譲」を用いると、人に厳しく、自分に甘い性格になります。頑固で人の意見を聞き入れず、困難な状況に陥りやすい傾向があります。

正、政、征

1. 本来の意味・ 「正」「政」「征」という漢字は、人を攻め、征服し、支配することを意味します。征服した人々から税を取り立てる行為を正当化し、正しいとしたことから、「正」には正しいという意味が加わりました。

1. 名前に使った場合の影響・ 名前に「正」「政」「征」を用いると、傲慢で攻撃的な性格になり、自分の意見を曲げようとしなくなります。他人の意見を聞き入れず、独断で物事を進めるため、周囲との軋轢を生み、孤立する可能性があります。

孝

1. 本来の意味・「孝」という漢字は、長髪の老人を横から見た形を表し、子供が老人に仕えるという意味を持ちます。祖先を祀る、親孝行をするという意味を持つ漢字です。
   
2. 名前に使った場合の影響・ 名前に「孝」を用いると、親離れできず、自立できない人生を送ることになります。常に親に依存し、自分で物事を決めることができないため、ニートになる可能性も高く、他力本願な人生になりがちです。

まとめ

これらの漢字は、それぞれが持つ歴史的、文化的背景から、名前に用いると、その人の人生に負の影響を与える可能性があります。漢字の本来の意味を理解し、安易な名付けは避けるべきでしょう。名前は、その人の人生を左右する非常に重要な要素であり、慎重に選ぶ必要があります。

Shokey Hayashi

エクソシスト/ラジオニクス技法研究家

Contact

1965年、青森県に生まれ 幼少期から霊的な現象によるトラブルや病気、怪我に悩まされてきた。しかし、20歳のある日、イベント参加、会場で不思議体験、天からの稲妻エネルギーが降り注ぎ、脳から脊髄を貫くような衝撃を受け、霊能力が開花。その後、心理学と超能力の研究をスタート、現在は、霊能力と意識工学を融合させた。独自のラジオニクス技法をにて「ラジオニクス除霊」を確立。除霊、供養、癒しを超えた「運気の治療まで可能となる」