クリヤ・ヨガ~心の闇を照らし、想像力で未来を創造する光

Krishna 7
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未来は自分でつくることができる

現代社会は、情報過多、競争激化、人間関係の複雑化など、様々な要因によって私たちの心にストレスや不安をもたらします。過去のトラウマやネガティブな経験は、記憶の奥底に潜み、無意識のうちに私たちの思考、感情、行動を左右し、自己実現を妨げることも少なくありません。ネガティブな感情を手放し、心の平穏を取り戻すことは、私たちがより充実した人生を送る上で不可欠な課題と言えるでしょう。

そのような状況において、古代インドの伝統的なヨガの技法であるクリヤ・ヨガは、心の浄化と自己変革のための強力なツールとして注目されています。クリヤ・ヨガは、特定の呼吸法、瞑想、マントラなどを組み合わせた実践であり、エネルギーの流れを調整し、意識を高めることを目的としています。継続的な修練を通して、ネガティブな感情を手放し、心の奥底に眠る可能性を開花させ、望む未来を創造する力を育むことができるとされています。

ネガティブな感情の枷を解き放つ

私たちの心には、過去の経験から蓄積された様々な感情が複雑に絡み合っています。不安、恐れ、悲しみ、怒り、嫉妬など、ネガティブな感情は、私たちの思考を歪め、判断力を鈍らせ、行動を制限する要因となります。これらの感情に囚われていると、同じような状況を繰り返し引き寄せ、自己肯定感を低下させ、幸福感を損なうことにも繋がります。

しかし、ネガティブな感情を手放すことは容易ではありません。多くの場合、私たちはネガティブな感情を抑圧したり、無視したりすることで、一時的に苦痛を回避しようとします。しかし、抑圧された感情は、心の奥底で蓄積され、いつか爆発してしまう可能性があります。また、ネガティブな感情を無視することは、問題の根本的な解決を遅らせ、状況を悪化させることにも繋がります。

クリヤ・ヨガは、ネガティブな感情を直接的に抑圧するのではなく、意識的に観察し、受け入れることを促します。特定の呼吸法や瞑想を通して、感情が湧き起こる瞬間に気づき、その感情に飲み込まれることなく、客観的に観察する訓練を行います。感情を観察することで、その感情がどこから来ているのか、どのような思考パターンと結びついているのかを理解することができます。そして、感情を理解することで、感情に囚われることなく、手放すことができるようになるのです。

Mahavatar Babaji Life Story

自己観察と思考パターンの変容

クリヤ・ヨガの継続的な修練は、自己観察力を高める効果もあります。私たちは日常生活の中で、無意識のうちに特定の思考パターンや行動パターンを繰り返しています。これらのパターンは、過去の経験や信念に基づいて形成されており、私たちの人格や価値観を形作る上で重要な役割を果たしています。しかし、中には、私たちを制限し、自己実現を妨げるネガティブな思考パターンも存在します。

クリヤ・ヨガを通して自己観察力を高めることで、無意識的な思考パターンに気づき、そのパターンがどのようにして形成されたのか、どのような影響を与えているのかを理解することができます。そして、ネガティブな思考パターンを認識することで、意識的にそのパターンを変容させることができます。例えば、自己批判的な思考に陥りやすい人は、クリヤ・ヨガを通して自己肯定的な思考を育み、自信を高めることができます。

想像力・未来を創造する力

「人は自分が考えるとおりのものになる」という言葉があるように、私たちの思考は現実を創造する力を持っています。私たちが心に描くイメージや信念は、潜在意識に深く刻み込まれ、無意識のうちに私たちの行動や選択を左右します。ポジティブなイメージを抱き、それを実現すると心から信じることで、私たちは望む未来を引き寄せることができます。

しかし、多くの人は、良い想像力を使って輝かしい未来を手に入れることが難しいと感じています。過去のトラウマやネガティブな経験は、私たちの想像力を制限し、最悪の事態を想像したり、他人のことを悪く判断したりする傾向を生み出します。その結果、私たちは限られた現実を引き寄せ、自己実現を妨げてしまうのです。

クリヤ・ヨガは、想像力を開発し、ポジティブな未来を創造するための訓練を提供します。瞑想を通して、心を静め、雑念を払い、創造的なイメージを自由に描ける状態を作り出します。そして、熱意、信念、信頼とともに、望む未来を鮮明にイメージすることで、潜在意識にそのイメージを深く刻み込みます。潜在意識に刻み込まれたイメージは、私たちの行動や選択を導き、望む現実を引き寄せる原動力となるのです。

極限状態から希望を紡ぎ出す力

ナチスドイツによって収容所に囚われたユダヤ人のエピソードは、想像力の持つ力を雄弁に物語っています。食べ物はほとんど与えられず、布切れ一枚で身を覆い、極寒の中、過酷な労働を強いられ、周りの人々が次々に命を落とすという絶望的な状況下で、彼は冷静に状況を観察し、繰り返し思い描いた未来がありました。それは、たとえどんな奇跡が起きたとしても無理だろうと思われる未来でした。

しかし、彼は希望を捨てず、想像力を駆使して、自分が生き延び、収容所から解放され、愛する家族と再会する姿を鮮明にイメージし続けました。そして、奇跡は起きたのです。彼は収容生活を生き抜き、思い描いた未来を本当に実現したのでした。誰かを傷つけたり陥れることなく、時に周囲の人を励ましながら、自分の望む最高の未来を獲得しました。

このエピソードは、極限状態におかれても、人は想像力によって自分の未来を切り開くことができることを証明しています。私たちが日常生活で直面する困難は、収容所の状況ほど深刻ではないかもしれませんが、想像力を活用することで、どんな困難も乗り越え、望む未来を創造することができるのです。

書籍から学ぶクリヤ・ヨガの智慧

クリヤ・ヨガへの理解を深めるための書籍として、『クリヤー・ヨーガ 道を照らす光』と『ババジと18人のシッダ』が挙げられます。

『クリヤー・ヨーガ 道を照らす光』:・この書籍は、クリヤ・ヨガの必要性、霊的な道を歩むために必要なこと、目標とすべきこと、途上に横たわる困難、そしてその克服の仕方に関する情報を提供しています。クリヤ・ヨガを実践している人だけでなく、クリヤ・ヨガに興味を持つすべての人にとって、霊的な探求の道を照らす灯火となるでしょう。

『ババジと18人のシッダ』・この書籍は、クリヤ・ヨガの創始者である古代インドのシッダ(ヨーガの達人)たちと、技法を近代に伝えたという伝説の聖者、ババジ・ナーガラージについて、豊富な引用と逸話を交えて伝えています。クリヤ・ヨガの技法の概要と、その裏付けとなる法則についても明快に述べられており、ヨーガへの理解をさらに深めたい人にとって必読の書と言えるでしょう。

クリヤ・ヨガ・自己変革への招待

クリヤ・ヨガは、単なる身体的なエクササイズではなく、心の浄化、自己観察、想像力の開発を通して、自己変革を促す包括的な実践です。クリヤ・ヨガを通して、私たちはネガティブな感情を手放し、自己限定的な思考パターンを変容させ、望む未来を創造する力を育むことができます。

現代社会を生きる私たちは、様々なストレスや困難に直面していますが、クリヤ・ヨガは、心の平穏を取り戻し、自己実現を達成するための強力なツールとなるでしょう。クリヤ・ヨガを通して、心の闇を照らし、想像力で未来を創造する光を見つけ、より充実した人生を歩んでいきましょう。

ABOUT ME
Shokey Hayashi
Shokey Hayashi
エクソシスト/ラジオニクス技法研究家
1965年、青森県に生まれ 幼少期から霊的な現象によるトラブルや病気、怪我に悩まされてきた。しかし、20歳のある日、イベント参加、会場で不思議体験、天からの稲妻エネルギーが降り注ぎ、脳から脊髄を貫くような衝撃を受け、霊能力が開花。その後、心理学と超能力の研究をスタート、現在は、霊能力と意識工学を融合させた。独自のラジオニクス技法をにて「ラジオニクス除霊」を確立。除霊、供養、癒しを超えた「運気の治療まで可能となる」
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