セッション

スタッフが見た除霊現場~幕末の志士・除霊ご供養

幕末の日本
vibration

幕末の志士

今回は、スタッフとして私が体験した、除霊、浄霊、そしてご供養の現場についてお伝えしたいと思います。
この仕事を通して、歴史上の人物が霊体として現れるという、通常では考えられないような出来事を目の当たりにしました。今回は特に、日本の歴史が大きく動いた幕末という時代に、それぞれの信念を持って生きた人々との出会いを経験しました。

【1】歴史の転換期・激動の幕末

幕末とは、1853年のペリー来航から1868年の戊辰戦争終結までのおよそ15年間を指します。この短い期間に、日本はかつてないほどの変革を経験しました。200年以上続いた江戸幕府の支配が終わりを告げ、新しい時代へと大きく舵を切る、まさに歴史の転換期でした。

この時代の特徴は、開国か攘夷かという、国内を二分する対立構造が生まれたことです。黒船の来航は、それまで鎖国を続けてきた日本に大きな衝撃を与え、社会全体を揺るがしました。幕府の権威は失墜し、薩摩藩や長州藩などの有力な藩が台頭、倒幕運動が活発化しました。

そんな激動の時代に、日本の未来を憂い、それぞれの理想を掲げ、命を懸けて戦った人々がいました。坂本龍馬、西郷隆盛、大久保利通、桂小五郎(木戸孝允)など、明治維新を主導した多くの志士たちが、まさにこの時代を舞台に活躍しました。彼らは、武士という身分に捉われず、日本の未来を真剣に考え、行動を起こしました。そして、忘れてはならないのが、彼らとは異なる信念を持ち、最後まで幕府のために戦った新選組という存在です。

新選組

【2】幕府の守護者・新選組とは

新選組は、1863年に京都で結成された、江戸幕府の治安維持を目的とした武装組織です。当初は「壬生浪士組」と呼ばれていましたが、後に新選組と改名されました。この組織の大きな特徴は、隊士たちの多くが、身分の低い浪人や農民出身者だったことです。彼らは剣術に優れており、その腕を買われ、新選組に入隊しました。

新選組は、京都の治安を守るために尽力しましたが、その一方で、倒幕派の志士たちと激しく対立し、多くの血なまぐさい事件に関わりました。池田屋事件や鳥羽・伏見の戦いなど、新選組が関わった事件は数多く、その存在は、幕末という時代を語る上で決して欠かせないものです。
新選組で特に有名な人物としては、近藤勇、土方歳三、沖田総司などが挙げられます。

彼らは、卓越した剣術の腕を持ち、新選組を率いて数々の戦いに身を投じました。彼らの生き様は、その武士道精神や、悲壮な最期と相まって、多くの人々の心を捉え、今もなお語り継がれています。新選組は、幕末という時代を象徴する、複雑で魅力的な組織です。

【3】セッション開始・霊媒体質のAさん

今回のセッションは、男性(Aさん)が、除霊、浄霊、ご供養、そして、ご自身の開運を目的としたプレミアムエクソシズムを受けに来られたことから始まりました。

セッションが開始されると、Aさんはすぐに目を閉じ、まるで何かに憑りつかれたかのように、体を前後に揺らし始めました。私は、その異様な光景に、思わず息を呑みました。
林さんがAさんの様子を見ながらも、冷静に調整を続けていると、次の瞬間、Aさんは突然体を起こし、別人格の声で話し始めたのです。

「林さん、会いたかったよ。」

その声は、明らかにAさんのものではありませんでした。まるで別人のような、低い声で、どこか懐かしさを感じさせるような口調でした。この時、Aさんが霊媒体質であることが判明しました。

幕末の侍

【4】霊媒体質と憑依現象・見えない世界の脅威

霊媒体質とは、霊的な存在からの影響を受けやすい、特殊な体質のことです。霊媒体質を持つ人は、霊が憑依しやすく、憑依された霊の言葉を、自分の口を通して話すことができます。いわば、霊の言葉を代弁するイタコのような存在です。

未成仏霊は、生前の未練や執着から、この世に留まり、人に憑依しようとします。彼らは、自分が優位に立つために、人に恐怖を与え、隙をついて憑依しようとします。憑依されると、その人の人格や言動が変化したり、未成仏霊の感情や記憶が表出することがあります。
そのため、林さんは、テレビの心霊番組のように、霊と直接会話をすることは一切しません。それは、相手に隙を与え、憑依を助長する行為だからです。

過去には、映画「エクソシスト」のように、クライアントを通して、未成仏霊が暴れることもありました。泣き叫んだり、意味不明な言葉を叫んだり、自分で自分を殴り始めたりと、その様子はまさに異常そのものでした。危険なため、フォークやスプーンなどの凶器になりそうなものは、事前に全て片付ける必要がありました。
しかし、今はそのようなことも一切なく、どんな霊体も、林さんの前ではおとなしくなります。最近では、どんな未成仏霊が来ても、非常に静かなセッションが行われています。

普通の人は、見えない存在から攻撃を受けると、恐怖や不安に襲われ、本能的に身を守ろうとするでしょう。しかし、その行為が、逆に相手に隙を与えることになってしまいます。私も、その時は無意識のうちに息が止まっていました。
しかし、林さんは、どんな時でも冷静沈着で、決して動揺しません。むしろ、微笑んでいることさえあります。林さんは、いつも「大切なのは、無念無想の状態でいることだ」と言います。

【5】宴の夜・幕末の志士の願いと霊的な交流

幕末の志士のご供養が終わり、林さんと一緒に帰路についていた時のことでした。
今回の志士は、日本の平和に貢献した人物でしたので、いつも以上に時間をかけて、丁寧にご供養しました。そのせいか、林さんの表情には、疲労の色が滲み出ていました。
霊体にお酒を味合わせるために、林さんが自分の体を器とする調整は、想像以上にエネルギーを消耗するようです。
そんな時、不思議な声が聞こえてきました。

「宴…」

その声は、先ほどまでセッションで現れていた、幕末の志士のものであることはすぐにわかりました。どこか懐かしさを感じさせる、独特の口調でした。
疲れている林さんを気遣ってか、私に聞こえるように、話しかけてきます。

「宴…」

志士は、成仏したばかりで、数日間はあの世とこの世を行き来できる状態にあるようです。そして、今日はめでたい日だから、仲間とこの世で宴がしたいのだと言います。

「宴を開くから、付き合ってほしい。酒や肴を用意してくれ」
どうやら、それが志士の願いのようです。
私たちは、その願いを叶えるため、林さんと一緒にスーパーへ寄り、日本酒とつまみを買うことにしました。

つまみは、江戸時代の居酒屋で出されていたであろう、刺身、メザシ、アジの干物、たくあん、豆腐などです。これらのつまみは、志士にとって、懐かしい故郷の味なのかもしれません。
帰宅後、簡単に調理を済ませ、テーブルの上に並べました。
すると、すぐに宴が始まったのです。

部屋は静かなはずなのに、頭の上から、まるで本当に宴会が開かれているかのように、賑やかな声が聞こえてきました。ガヤガヤとした話し声や、楽しそうな笑い声が、部屋中に響き渡ります。

【6】江戸時代の身分制度・男尊女卑の壁

そして、江戸時代の人らしいなと思ったことがありました。
それは、女性である私が、宴に同席することを許されなかったことです。宴の食事の準備が終わり、椅子に座ろうとしたところ、「それはならぬ」と指示されました。

江戸時代は、男尊女卑の考え方が根強く、女性は家事や子育てを担い、男性をサポートする存在として考えられていました。その時代の価値観が、霊体にも残っていることに、改めて驚かされました。

宴が始まってから、しばらく時間が経ち、林さんも疲労の色が濃くなってきたころ、宴はお開きになったらしく、急に静かになりました。
そして再び、声が聞こえてきました。

「お墓」

今度は、私に直接話しかけているようです。
どうやら、お墓に行ってほしいとのことでした。
志士のお墓は全国に数か所あるため、どのお墓のことなのか迷っていると、「○○」という場所を指定されました。

調べてみると、そこは、志士が命を落とした場所の近くにあるお墓で、現在は地元の人々によって管理されていました。写真を見ると、少し暗い雰囲気が漂っています。
翌日、私たちは、そのお墓に向かうことになったのです。

幕末の侍

【7】同志のご供養・霊魂の救済と新たな旅立ち

翌朝、幕末の志士とその仲間たちとの宴会が遅くまで続いたため、疲れが残っていました。
林さんも、同じように疲れているようでした。
起きるとすぐに、志士の声が聞こえてきました。

「おなごたるもの、朝起きたら床を磨くのだ。」

【8】江戸時代の生活習慣・掃除への意識

江戸時代には、人々は生活をする上で、掃除を非常に大切にしていました。特に武家では、身を清める意味もあり、毎朝、丁寧に掃除をする習慣がありました。

私たちは、志士の言葉に従い、すぐに床の雑巾がけを始めました。テーブルや扉なども、水拭きと乾拭きで綺麗に磨き上げます。
掃除が終わると、志士から「ヨシッ」と許可を得ました。
林さんと家を出て、途中、酒屋さんで日本酒を買い、志士のお墓に向かいました。

お墓は、駅からほど近い場所にあり、今でも多くのファンが訪れる場所です。
お墓に到着すると、そこは、物悲しく、少し暗い雰囲気が漂っていました。
林さんは、お墓に日本酒を添え、手を合わせました。
すると、すぐに志士が現れました。

「同志全員をお願いしたい(成仏させてほしい)」

昨日のセッション、そして、その後の宴会で、すでに疲労困憊だった林さんでしたが、志士の願いを聞き入れました。
他の参拝者の邪魔にならない場所を確保し、全員の御霊を清め、ご供養を始めました。
普段は、装置を使っていますが、林さんは、本来、装置を使わずに、ご自身の力だけでご供養を行うことができます。

ご供養が終わり、お墓に日の光が差し始めました。
薄暗かったお墓が、清々しい空気に変わり、まるで浄化されたようでした。
その時、林さんには、志士と仲間たちが、同じ制服を着て、虹色の階段を嬉しそうに駆け上がっていく姿が見えたそうです。
こうして、2日間に渡る、ご供養が終わりました。

【9】奇跡を起こす力・才能、技術、そして忍耐力

林さんは、人知れず、数々の奇跡を起こしています。
法人のセッションでも、心から感動するような出来事が、数多く起こっています。
私たちは、他人が偉業を成し遂げると、「特別な才能があるからできるのだろう」と考えがちですが、林さんの傍で見ていると、それは違うということに気づかされます。

林さんは、生まれ持った才能に甘んじることなく、死ぬほどの努力をして、安全に除霊、浄霊、ご供養ができる技術を確立しました。
その過程で、常人には考えられないほどの忍耐力を身につけたのです。

才能、確かな技術、そして、不屈の忍耐力があれば、人は不可能と思われる奇跡を起こすことができるのだと、林さんを見ていて実感しました。
どんな仕事でも、自分の技術を磨き続けることは、他人や社会に深く貢献することにつながるのだと、改めて感じました。

この2日間は、まるで映画のような、目まぐるしい日々でした。
志士も、林さんの行いが、どれほど凄いことであるかを十分に理解してくれており、
「ここまでしてくれた御礼に」
と、林さんと私に、ある約束をしてくれました。

いつものように、豪快に笑いながら。
この方は、必ず約束を守ってくれるだろう。
そう思えるほどの、信頼感と安心感を与えてくれる方でした。

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林 尚慶
林 尚慶
現代陰陽師・ラジオニクス技法研究家
1965年、青森県に生まれ 幼少期から霊的な現象によるトラブルや病気、怪我に悩まされてきた。しかし、20歳のある日、イベント参加、会場で不思議体験、天からの稲妻エネルギーが降り注ぎ、脳から脊髄を貫くような衝撃を受け、霊能力が開花。その後、心理学と超能力の研究をスタート、現在は、霊能力と意識工学を融合させた。独自のラジオニクス技法をにて「ラジオニクス除霊」を確立。除霊、供養、癒しを超えた「運気の治療まで可能となる」
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