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「牛乳神話」の崩壊・乳製品と骨粗しょう症

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隠された真実は食にあり

私たちは長きにわたり、「牛乳は骨に良い」という神話を信じてきました。子供の頃から、背を伸ばし骨を強くするためには牛乳を飲むべきだと教えられ、高齢になれば骨粗しょう症予防のために乳製品を摂るように勧められてきました。スーパーマーケットの乳製品コーナーには、様々な種類の牛乳、ヨーグルト、チーズが並び、カルシウム摂取の重要な供給源として認識されています。しかし、この「牛乳神話」は、本当に真実なのでしょうか?

近年、この常識を覆すような研究結果が次々と発表され、乳製品と骨粗しょう症の関係に対する疑問が浮上しています。そして、その疑問を解き明かす鍵となるのが、植物性食品を中心とした「プラントベース」の食生活なのです。

牛乳が本当に骨に良いのか?・欧米における骨粗しょう症の多発

牛乳はカルシウムを豊富に含んでおり、確かに骨の形成に必要な栄養素を提供します。しかし、カルシウムは牛乳だけに含まれているわけではありません。野菜、豆類、種実類など、自然界にはカルシウムを豊富に含む食品が数多く存在します。にもかかわらず、私たちは「牛乳=カルシウム」というイメージに囚われ、乳製品を過剰に摂取してきました。

もし、牛乳が本当に骨を強くする効果があるのであれば、乳製品の消費量が多い欧米諸国では骨粗しょう症が少ないはずです。しかし、現実はそうではありません。ハーバード大学の研究によると、カルシウム摂取量が多い国ほど骨粗しょう症の発症率や股関節骨折が多いという、驚くべき結果が報告されています。この事実は、私たちが長年信じてきた「牛乳神話」に疑問を抱くきっかけとなりました。

世界的権威が警鐘を鳴らす・キャンベル博士の「乳製品と骨粗しょう症」に関する衝撃的な提言

生化学の世界的権威であるT・コリン・キャンベル博士は、長年の研究を通して、乳製品の摂取がむしろ骨粗しょう症のリスクを高めるという衝撃的な結論に達しました。キャンベル博士は、動物性タンパク質の摂取が人体に及ぼす影響について、深く掘り下げた研究を行い、その結果を著書『チャイナ・スタディー』にまとめました。

キャンベル博士によれば、動物性タンパク質を摂取すると、体内で酸性物質が生成されます。この酸性状態を中和するために、体は骨に蓄えられたカルシウムを動員します。この過程が繰り返されることで、骨のカルシウムが減少し、骨がもろくなってしまうというのです。つまり、乳製品を摂取することは、骨を強くするどころか、逆に骨を弱める可能性を示唆しているのです。

さらに、キャンベル博士は、低脂肪乳にも警鐘を鳴らします。低脂肪乳は、脂肪分を減らした分、タンパク質濃度が高くなります。高タンパク質の摂取は、前立腺がんのリスクを高める可能性が指摘されており、特に動物性タンパク質の場合、そのリスクはより高まると考えられています。キャンベル博士は、高タンパク質、低脂肪の食事は、タバコと肺がんの関係に匹敵するほど前立腺がんとの関連性が強いと警鐘を鳴らしています。

酪農業界との葛藤・キャンベル博士が受けた不当な圧力

キャンベル博士は、かつて酪農業を営む家庭で育ち、牛乳を完全食だと信じていました。しかし、長年の研究を通して、その考えを改めざるを得なかったと言います。「牛乳は仔牛にとって完全食だが、人間にとってそうではない」という事実に気づいたのです。

しかし、真実を公表したキャンベル博士は、その代償を支払うことになります。コーネル大学の管理職を追われたのです。それは、コーネル大学で第一線の科学者として潤沢な研究費用を与えられた直後のことでした。その理由は、コーネル大学の学部長が酪農業界の顧問であったためです。この出来事は、学問の自由に対する重大な侵害と見なされ、大きな波紋を呼びました。キャンベル博士は、信念を貫き、真実を追求したことで、その地位を失うことになったのです。

エセルスティン医師との出会い・医学と科学の融合

  1. キャンベル博士の研究結果は、医学界にも大きな影響を与えました。心臓外科医のエセルスティン医師は、1990年にNYタイムズに掲載されたキャンベル博士の「チャイナ・レポート」に関する記事を読み、感銘を受けました。エセルスティン医師は、それまで心臓病患者に標準的な治療法である手術や薬物療法を行ってきましたが、根本的な解決にはなっていないという課題を感じていました。
  2. エセルスティン医師は、キャンベル博士を会議に招待し、二人は初めて顔を合わせました。キャンベル博士は科学的な側面から、エセルスティン医師は臨床医学の側面から、それぞれ独立した道を歩んできましたが、二人が出会ったことで、それぞれの知見を共有し、協力して人々の健康を改善するための新たな道が開かれたのです。
  3. エセルスティン医師は、キャンベル博士の研究結果を基に、患者の食事から乳製品を排除し、プラントベースの食事を推奨するようになりました。その結果、多くの患者が心臓病を克服し、劇的な健康改善を遂げたのです。

プラントベースの食事・健康への革命

エセルスティン医師とキャンベル博士は、それぞれ別々の道を歩んできたものの、最終的に同じ結論にたどり着きました。それは、プラントベース(菜食)の食事こそが、私たちを健康へと導く鍵であるということです。

プラントベースの食事は、野菜、果物、豆類、穀物、ナッツ、種実類などの植物性食品を中心に構成された食事です。この食事は、動物性脂肪やコレステロールをほとんど含まないため、心臓病、糖尿病、高血圧、がんなどの生活習慣病のリスクを低減する効果があります。さらに、食物繊維が豊富であるため、腸内環境を改善し、免疫力を高める効果も期待できます。

エセルスティン医師は、自らも菜食を実践し、患者に寄り添い、その効果を実証しています。彼は、クリーブランドクリニックの循環器系疾患予防回復プログラムの主任を務め、多くの患者を救っています。

キャンベル博士も、精力的に講演活動を続け、プラントベースの食事の重要性を説いています。2017年には来日公演も開催され、日本の多くの人々に感動と希望を与えました。

「フォークスオーバーナイブス」・真実を伝えるドキュメンタリー

キャンベル博士とエセルスティン医師の活動は、ドキュメンタリー映画「フォークスオーバーナイブス」として映像化され、世界中で大きな反響を呼びました。この映画は、二人の医師の軌跡を追いながら、プラントベースの食事が人々の健康に与える影響を、科学的根拠に基づきながら、分かりやすく伝えています。

映画の中では、5回もバイパス手術を受けたにも関わらず、菜食によって心臓病を克服した患者や、ガンを克服した人々が登場し、菜食がもたらす驚くべき効果を語っています。彼らの体験談は、多くの人々に感動と勇気を与え、食生活を変えるきっかけとなっています。

「フォークスオーバーナイブス」は、単なるドキュメンタリー映画ではありません。それは、長年信じられてきた食の常識を覆し、健康に対する新たな希望を提示する、革命的な作品なのです。

専門家からの圧倒的な支持・キャンベル博士の「チャイナ・レポート」

キャンベル博士の著書「チャイナ・レポート」は、医学界、栄養学界、科学界など、様々な分野の専門家から高い評価を受けています。米国ガン研究協会会長のマリリン・ジェントリー氏は、「この本は、健康と食べ物の深い繋がりを私たちに分かりやすく教えてくれる」と述べています。また、ノーベル物理学賞受賞者のロバート・C・リチャードソン氏は、「この本は、動物性タンパク質がもたらす有害な結果を提示しており、驚くべきものだ」と述べています。さらに、予防医学研究所創立者のディーン・オーニッシュ博士は、「この本は栄養学に関して今まで書かれた本の中で最も重要な一冊である」と絶賛しています。

その他にも、全米科学アカデミー食品栄養委員会事務局長や、世界銀行環境特別顧問など、数多くの専門家が「チャイナ・レポート」を支持し、その影響力の大きさを物語っています。

幸運な人生を切り開く鍵・健康的な食生活

情報社会において、私たちは様々な情報に触れることができます。その中には、誤った情報や偏った情報も少なくありません。しかし、自ら情報を精査し、正しい知識を身につけることで、より良い選択をすることができます。

  1. 健康は、単に病気にならないということだけではありません。心身ともに満たされ、自分らしく生きるための基盤となるものです。そして、健康的な食生活は、その基盤を築く上で欠かせない要素です。
  2. 私たちが何を食べるか、どのように食べるかという選択は、私たちの健康だけでなく、人生そのものに大きな影響を与えます。健康的な食生活を実践し、心身ともに満たされた人生を送りましょう。そして、真実を知り、自ら行動することで、より幸運な人生を切り開くことができるはずです。

まとめ・知識を力に、食生活を見直す時

この記事では、長年信じられてきた「牛乳神話」を覆し、乳製品と骨粗しょう症の知られざる関係を明らかにしました。そして、プラントベースの食事が、私たちの健康を改善し、より良い人生を送るための鍵となることを示しました。

キャンベル博士、エセルスティン医師をはじめとする、多くの研究者や医師たちが、情熱と信念を持って、真実を追求し続けています。彼らの努力によって、私たちは、より健康で幸福な人生を送るための知識と選択肢を得ることができました。

今こそ、私たちがその知識を力に変え、食生活を見直す時です。健康的な食生活は、私たち自身の健康だけでなく、未来の世代の健康にも繋がります。ぜひ、この情報を参考に、より良い食生活を送り、健康で幸運な人生を手にしてください。

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Shokey Hayashi
Shokey Hayashi
エクソシスト/ラジオニクス技法研究家
1965年、青森県に生まれ 幼少期から霊的な現象によるトラブルや病気、怪我に悩まされてきた。しかし、20歳のある日、イベント参加、会場で不思議体験、天からの稲妻エネルギーが降り注ぎ、脳から脊髄を貫くような衝撃を受け、霊能力が開花。その後、心理学と超能力の研究をスタート、現在は、霊能力と意識工学を融合させた。独自のラジオニクス技法をにて「ラジオニクス除霊」を確立。除霊、供養、癒しを超えた「運気の治療まで可能となる」
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