不死身の聖者2ー死者を甦らせる

有史以前から存在する神の顕現

不死身の聖者ババジの顕現については、信仰や伝説、出版物が存在し、伝説は有史以前から存在し、報告書は紀元後の初期から始まり、19世紀中ごろのものもあります。

古代「シヴァ・プラナ」には、シヴァ神の人の姿を持った出現が、ドゥヴァパラユガの時代の終わりとカリユガの時代の初めにあると予言し、その顕現はカリユガの時代を通して人類を助けると含みを持たせています。

パラマハンサ・ヨガナンダ師の「あるヨギの自叙伝」においても、ババジの顕現について述べられました。

パラマハンサ・ヨガナンダ師のグルのグルであるラヒリ・マハサヤ師が1860年代にババジについて話し教え始め、その弟子であるスリ・ユクテスワ師は1894年にババジの指示により、「聖なる科学」を書きました。

またパラマハンサ・ヨガナンダ師は、シヴァ神を信仰した偉大な教師シャンカラ(788年~820年)と詩聖カビール(1440年~1518)にババジがヨガのイニシエーションを授けたと述べています。

19世紀と20世紀のババジの顕現は、たくさんの資料が存在し、まだ生存している人々にも記憶されています。

この19世紀と20世紀にババジが顕現し数々の奇跡を行ったエピソードを「ババジ伝」より抜粋してご紹介します。

死者を甦らせる

高名なヘム・チャンド博士は、52の言語を読み書きし話し、教えることができました。
彼はババジの帰依者であり、ババジに関する本を書きました。
その本に書かれたエピソードです。

ジョシは3~4年肺結核を患い、その日病のために亡くなった。
家族や縁者は深い悲しみに包まれ、その遺体は外に運び出されレモンの木の下に安置された。
ジョシの母親がババジの足元に伏して祈った。
「主よ。このような悲しみのときによくおいでくださった。
どうか。あなた様のお恵みによって、亡くなった息子に今一度命をお与えください。」

するとババジは微笑んだ。
「心配ない。おまえの息子は大丈夫だ。」

出席していた人々は強い疑いの色を浮かべ、こうなってしまった遺体に今さらどんな手を施すのかとささやき合った。
突然ババジは真剣な様子に変わり、遺体が根元に置かれた木の枝を折り、ジャラを始めた。

1分ほど過ぎると彼は嘆く母に告げた。
「心配ない。体に温かさが戻り始めた。」
もう1分経つと言った。
「脈拍が打ち始めたのを感じる。」

皆は驚き呆れて立っていた。
ババジは一体何をしているのか。
ジョシは亡くなっているのに、どうやってどこから彼を呼び戻すのか。

少し経つと、ババジは誰か夫人から乳(母乳)をもらうことができるのかと尋ねた。
すぐにババジのところへ乳が持ってこられた。
彼はジョシに少しずつ与え、彼の手でジョシの目を開いた。

そこにいた全員が、ジョシが生き返り、驚いたように辺りを見回すのを見た。
ババジが神の顕現であると聞いてはいたが、今そこにいた全員がそれを目撃した。

この出来事は1910年か1911年に起こったことで、ジョシは1950年か1951年まで40年間の新しい寿命を得たのちに亡くなっている。

 

ババジが死者を蘇らせた話はたくさん残されています。

 

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