常陸国の神々・御岩神社その4

光の柱が立つ聖地へ
茨城県北茨城市に鎮座する御岩神社は、日本屈指のパワースポットとして、近年ますます注目を集めている。その歴史は古く、縄文時代の祭祀遺跡が発見されていることから、少なくとも数千年前から人々が神聖な場所として崇めてきたことがわかる。境内には、国指定重要文化財である楼門をはじめ、数々の社殿や巨岩が点在し、訪れる人々を神秘的な雰囲気に包み込む。
御岩神社の最大の魅力は、なんといってもその奥にそびえ立つ霊峰・御岩山である。標高513mの山全体がご神体とされ、古来より信仰の対象とされてきた。山頂からは太平洋を一望できる絶景が広がり、天候に恵まれれば富士山を望むこともできる。
今回の旅の目的地は、御岩山の山頂。数々のパワースポットを巡りながら、この霊山のエネルギーを全身で感じ、自己の潜在能力を開花させることを目指す。
第一章・かびれ神宮から御岩山頂へ ・聖なる道
この地を訪れた人々は、一様にその圧倒的なエネルギーに驚かされる。まるで光の柱が立っているかのような神々しい雰囲気、木々のざわめきや鳥のさえずり、そして大地から湧き上がる生命力。御岩山は、五感を通して自然の神秘を感じることができる場所なのだ。

御岩神社の本殿で参拝を済ませ、いよいよ御岩山への登山を開始する。かびれ神宮を右手に進むと、裏参道と合流し、登山道の様相を呈してくる。道は徐々に険しさを増し、足元も悪くなるため、慎重に進む必要がある。

しかし、一歩一歩足を踏み出すごとに、空気が澄み渡っていくのを感じる。周囲の木々は太く、高くそびえ立ち、太陽の光を遮るように生い茂っている。まるで緑のトンネルの中を歩いているかのようだ。

かびれ神宮から約20分ほどで、山頂に到着する。視界が一気に開け、言葉を失うほどの絶景が目の前に広がる。太平洋の青い海、遠くに見える山々、そしてどこまでも続く空。その壮大な景色は、日々の喧騒を忘れさせ、心を解放してくれる。

山頂付近には、巨大な岩が点在している。これらの巨石は、5億年前から存在すると言われ、大自然が長い年月をかけて作り出したパワーストーンだ。その存在感は圧倒的で、触れると不思議なエネルギーを感じることができる。

山頂の右手、少し隠れた場所には、石柱が立っている。ここは御岩神社の奥の院であり、かびれ神宮のご祭神である「立速日男命(たちはやひおのみこと)」が舞い降りたとされる場所だ。石柱は光る石とも呼ばれており、触ると強いエネルギーを感じることができるという。(ただし、ご神体なので触らないように注意書きがある。マナーを守って参拝することが重要である。)
かびれ神宮で感じたものと同質の、しかしより強く、より神聖なエネルギーが、この石柱からは感じられる。麓とは別世界の、まるで天上界にいるかのような、清らかで心地良い空間がそこには広がっている。
この山頂を訪れることで、自分が持っている潜在能力が目覚めると言われている。また、第六感が開発され、直感力や感受性が高まるとも言われている。日々のストレスや悩みから解放され、心身ともにリフレッシュできることは間違いないだろう。
第二章・赤い石と薩都神社 ・ 生命力と清浄の空間
山頂の右手には、赤い石がある。この赤い石も光る石と言われており、生命エネルギーを高める効果があると言われている。(こちらも触れないように注意が必要だ。岩陰にあるため、滑落にも注意する必要がある。)

山全体がご神体であるためか、山頂まで登っても疲れは感じない。むしろ体が軽く感じられ、心も体も満たされていくようだ。
山頂での参拝を終えて、裏参道より山を下る。途中、左手に薩都(さと)神社がある。
薩都神社は、中宮と本宮があり、今回は中宮を訪れる。境内には大変気持ち良い風が吹き抜け、神聖なご神域であることが感じられる素晴らしい神社だ。

しばし立ち止まり、深呼吸を繰り返したくなるような、清々しさに満ちている。鳥のさえずりや木々の葉擦れの音が、心を落ち着かせ、癒してくれる。
薩都神社中宮の御祭神は、立速日男命(たちはやひおのみこと)。かびれ神宮と同じ神様を祀っている。

この薩都神社を過ぎれば、そこは登山道入り口。スタート地点に戻ってくる。撮影などをしながらゆっくりと歩いたため、約1時間30分ほどの道のりだった。
御岩山を登ると、体の中を風が吹き抜けたように、全身リフレッシュした。行きよりも帰りの方が体が軽く、登る前と比べると頭脳が明晰になったかのようにスッキリとし、視界もクリアになり、感覚も研ぎ澄まされたようだ。
気分も楽しく、足取りも軽やかになっている。
山全体がご神体である御岩山は、登れば登るほど元気になる霊山だ。
第三章・御岩山のエネルギー ・五感で感じる自然の神秘
御岩山のエネルギーは、言葉で表現するにはあまりにも複雑で、多岐にわたる。しかし、実際に訪れて、五感を通して感じることで、その神秘の一端に触れることができる。
まず、視覚。山頂からの絶景は、心を奪われるほどの美しさだ。太平洋の青い海、遠くに見える山々、そしてどこまでも続く空。その壮大な景色は、日々の喧騒を忘れさせ、心を解放してくれる。
次に、聴覚。木々のざわめきや鳥のさえずり、風の音。自然の奏でる音色は、心を落ち着かせ、癒してくれる。
そして、嗅覚。澄み切った空気、土の香り、木々の香り。深呼吸をすると、体の中から浄化されるような感覚になる。
さらに、触覚。巨石や石柱に触れると、不思議なエネルギーを感じることができる。大地から湧き上がる生命力、自然の力強さを肌で感じることができる。
最後に、味覚。山頂で食べるおにぎりや飲み物は、格別な味がする。自然の中で食べる食事は、心身ともに満たされる。
御岩山のエネルギーは、五感を通して自然の神秘を感じさせてくれる。それは、単なる観光旅行ではなく、自己の内面と向き合い、精神的な成長を促す、特別な体験となるだろう。
終章・御岩山がもたらすもの ・ 潜在能力の開花と精神的な成長
御岩山を訪れることで得られるものは、単なる癒しやリフレッシュだけではない。この霊山は、人々の潜在能力を開花させ、精神的な成長を促す力を持っていると言われている。
山頂にある石柱は、かびれ神宮のご祭神である「立速日男命(たちはやひおのみこと)」が舞い降りたとされる場所であり、触れると強いエネルギーを感じることができる。このエネルギーは、潜在能力を目覚めさせ、第六感を開発すると言われている。

また、赤い石は生命エネルギーを高める効果があり、心身ともに活性化してくれる。御岩山のエネルギーは、自己の内面と向き合い、自分自身の可能性を信じる力を与えてくれる。
御岩山での体験を通して、私たちは日々の生活の中で忘れかけていた、自然との繋がりを取り戻し、自己の潜在能力を開花させ、精神的な成長を遂げることができる。この旅は、単なる観光旅行ではなく、自己探求の旅であり、人生を豊かにする貴重な体験となるだろう。
御岩山は、私たちに語りかけている。「自然の中に身を置き、自己の内面と向き合い、自分自身の可能性を信じなさい。」その言葉を胸に、私たちは新たな一歩を踏み出すことができる。
(注・この記事はあくまで個人の体験に基づいたものであり、科学的な根拠はありません。信じるか信じないかはあなた次第です。しかし、御岩山が持つ不思議な力は、多くの人々を魅了し続けています。)