常陸国の神々①筑波山神社

あまたの古社が守る常陸国(ひたちのくに)

常陸国(ひたちのくに)は現在の茨城県を指します。

茨城県の魅力は全国でワースト1位とされていますが、農業、漁業が盛んで海の幸、山の幸が豊富な豊かな県です。

親潮と黒潮が交わる豊かな漁場は、漁獲量日本2位を誇り、海の幸ではあんこう鍋が有名です。

「東のあんこう、西のふぐ」と称される美味食材です。

また茨城県の人は優しい人が多いと耳にしていましたが、訪れた時に出会った人たちはとても穏やかで、心から寛ぐことができました。

そして茨城県には、歴史が大変古い由緒ある神社がとても多いのも魅力の一つです。

古墳や貝塚などの遺跡も多くあります。

全国の神社を巡ると、再度訪問したいと思う場所が増えていきますが、茨城県もその一つに加わりました。

そんな魅力ある常陸の神々の社を歴史と共に巡ります。

 

常陸国風土記(ひたちのくにふどき)

 

 

和銅3年(710)年に都が平城京(大和平野北端)に遷されてから3年後、和銅6年に詔(みことのり)が下されました。

「畿内七道諸国・群・郷の名に好い字をつけ、郡内の物産品目を具体的に書き上げ、土地の肥沃度合を記し、山川原野の名称を由来を記し、古老の伝えるその他の伝承を録して言上せよ」

この詔(みことのり)に応じる形で諸国から報告された記録が「風土記」です。

残念ながら、現存している風土記はわずか5カ国しかありません。そのうちの一つがこの常陸国風土記です。

風土記は生きた神話や伝説、社会のありさまが伺える非常に貴重な資料です。

筑波郡

つくばエクスプレスTXで秋葉原まで45分であり、大学や先端技術の研究施設が集まる街、筑波。

その筑波に関する記述が常陸国風土記のなかにあります。

「古老は次のように言っている。筑波の県(あがた)は、昔、紀の国といっていた。美万貴の天皇(崇神天皇)の治政下に、采女臣(※1うねめのおみ)と同族である筑簟命(つくはのみこと)を紀の国の国造(くにのみやつこ)として遣わされたとき、この筑簟命(つくはのみこと)が「私の名前をこの国の名に着けて、後のちの世まで伝えさせたいものだ」と言って、それまでの紀を改めて、筑波と称したといいます。

※采女臣(うねめのおみ)は物部(もののべ)氏と同族である。物部氏は大和国山辺郡・河内国渋川郡あたりを本拠地とした有力な豪族で、神武天皇よりも前にヤマト入りをした饒速日命が祖先と伝わる天孫族系の神別氏族である。

筑波山神社のご由緒にも筑簟命(つくはのみこと)以降、筑波一族が祭政一致で筑波山神社に奉仕したとあります。

その筑波山神社に参拝しました。

筑波山神社

(茨城県つくば市筑波1番地)

御祭神

・筑波男大神 伊弉諾尊(いざなぎのみこと) 男体山(なんたいさん)871mに祀る

・筑波女大神 伊弉冊尊(いざなみのみこと) 女体山(にょたいさん)877mに祀る

紫峰と呼ばれた筑波山

筑波山は、関東地方に人が住むようになったころから、信仰の対象として仰がれてきました。

北東に、すっくと立つ優雅な山容は古 来より高貴な色、紫で表され「紫の山」「紫峰」と呼ばれます。万葉集に「二神の貴き御山と神代より人の言い継ぎ」と崇められているように、古代山岳信仰に始る国内屈指の古社です。

御山から受ける恵みの数々は、まさに神からの賜物でありました。その山容が二峰相並ぶため、それぞれの磐座に自然に男女二柱の祖神が祀られました。【隋神門】

寛永10年(1633年)に建立された山門になります。三代将軍の徳川家光から贈られました。2度の焼失に遭い、現在の姿は文化8(1811年)に再建されたものです。この山門より本殿のある2峰の頂上までが筑波山神社の境内となります。

【豊木入日子命(とよきいりひこのみこと)】

ご神橋】

31年ぶりに修理され、2019年11月1日に公開されました。

神橋は1633(寛永10)年の建築とされる県指定文化財で、長さ7.3メートル、幅3メートル。大きく反った形をしています。

今回の修復では漆塗りに美しく塗装されました。

年に4日間、参拝者の通行が許されます。春と秋の「御座替祭(おざがわりさい)」と「年越祭(としこしさい)」です。

筑波山神社は3000年ほどの歴史を持ちますが、徳川家から格別な庇護を受けました。

このご神橋の正面には「寛永10年11月吉日 三代将軍徳川家光公奉納」とあります。

江戸城から見て鬼門の方角にある筑波神社。幕府は江戸の鬼門を護る神山として神領千五百石を献じました。

【樹齢800年の大杉】

【拝殿】

12月に訪れたこの日は茅の輪(ちのわ)が出ていました。茅の輪をくぐり、穢れを祓い身を清めます。

【拝殿のシンボル、大鈴】

【末社・日枝神社】

【末社・日枝神社】

男体山ご本殿と女体山ご本殿

筑波山神社に参拝する際は、ぜひ山頂の男体山(なんたいさん)ご本殿、女体山(にょたいさん)ご本殿を訪れてください。

神様がおわします。

山頂近くまで、ロープウェイやケーブルカーで上ることができます。もちろん麓の筑波山神社から登山することもできます。

「西の富士、東の筑波」と富士山と並び称される筑波山ですが、日本百名山の中でも、標高が低く、比較的気軽に登山が楽しめる山としても有名です。

【女体山から眺める男体山】

女体山と男体山を結ぶ山頂連絡路の中間地点に、御幸ヶ原があります。

御幸ヶ原には茶屋などがあり休憩することができます。

御幸ヶ原からご本殿まではそれぞれ15分ほどですが、自力で岩場を登る必要があるので、登山靴などの装備が最適です。

この日は小雪が舞うあいにくの曇り空でしたが、それでも登山客でにぎわっていました。

【セキレイ石】

ケーブルカー山頂駅から尾根沿いに女体山頂に向かう登山コース上にある、斑レイ岩の岩塊です。

この石の上に鶺鴒(せきれい)という鳥が止まり、男女の道を教えたという言い伝えがあります。

【磐座にご鎮座する祠】

 

【男体山ご本殿】

【男体山ご本殿】

男体山ご本殿から女体山ご本殿に向かいます。30分ほど歩きます。

【女体山ご本殿】

【女体山ご本殿】

それぞれ降りてくるエネルギーは質が全く異なります。

女体山はその名の通り、優しく癒されるエネルギーが降り注ぎます。

男体山はやはりその名の通り、力強いドンとしたエネルギーが降りてきます。

筑波山神社は、このご本殿を訪れてこそです。ぜひ体調が良く、天気の良い日にお参りください。

【筑波山山頂】

【山頂からの眺め】

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