花園神社・新宿の守護神、芸能の聖地

新宿に息づく信仰と文化のオアシス

新宿の喧騒にひっそりと佇む花園神社。新宿三丁目駅から徒歩すぐというアクセス抜群の立地にありながら、一歩足を踏み入れると、そこには都会の喧騒を忘れさせてくれる静謐な空間が広がります。江戸開府以前から新宿の総鎮守として祀られ、人々の生活を見守ってきた花園神社は、新宿の発展とともに歩んできた歴史と、芸能の神様としての側面を持ち合わせています。

新宿の総鎮守としての歴史 ・その起源と変遷

花園神社の起源は古く、大和吉野山から勧請されたと伝えられています。江戸時代初期の寛永年間（1624～1644）には、現在の新宿伊勢丹デパート付近に鎮座していました。しかし、寛政年間になると、この周辺に朝倉筑後守という旗本が下屋敷を構えることになり、神社は朝倉氏の屋敷内に囲い込まれてしまいます。

この状況を憂慮した神社側は幕府に訴え、現在の場所を譲り受けることとなりました。この地は、徳川御三家筆頭である尾張藩の下屋敷の一部であり、広大な庭園には四季折々の花々が咲き乱れていたと言われています。その美しい花園に遷座したことから、「花園稲荷神社」と呼ばれるようになったのが、現在の社名の由来です。

新宿が宿場町として発展していく中で、花園神社は人々の信仰を集め、新宿の総鎮守としての役割を担ってきました。しかし、度重なる大火によって社殿が焼失するという苦難も経験します。安永9年（1780）と文化8年（1811）には、焼失した社殿を再建するために、境内に劇場が設けられ、見世物や演劇などが興行され、多くの人々を楽しませました。

芸能の神様としての側面 ・新宿文化の発信地

花園神社が芸能の神様として知られるようになったのは、この劇場での興行がきっかけでした。江戸時代、宿場町として栄えた新宿には、様々な人々が集まり、花園神社の劇場は、娯楽の中心地として賑わいました。

戦後、甲州街道と青梅街道が交差する新宿は、多様な文化が混ざり合う街として発展を遂げます。特に1960年代以降は、演劇や音楽などの新しい文化が生まれ、新宿は若者たちのエネルギーに満ち溢れていました。

花園神社は、このような新宿の文化を育む役割も担ってきました。特に、劇作家・演出家の唐十郎氏が率いる劇団「状況劇場」が、花園神社の境内に赤いテントを張り、アングラ演劇を上演したことは、花園神社と新宿文化の関係を象徴する出来事として語り継がれています。

唐十郎氏のテント芝居は、当時の若者たちに大きな衝撃を与え、新宿を文化の発信地として確立する上で重要な役割を果たしました。花園神社は、単なる宗教施設としてだけでなく、新しい文化を創造し、発信する場としても機能してきたのです。

芸能の起源が神事であるように、花園神社と新宿の文化は、深いところで結びついています。人気運を高めたい、芸能の道で成功したいと願う人々にとって、花園神社は特別な場所として、今もなお多くの参拝者を集めています。

境内散策 ・見どころとご利益

花園神社の境内には、本殿の他にも様々な境内社があり、それぞれ異なるご利益があるとされています。

1. 威徳稲荷神社・ 鮮やかな朱色の鳥居が連なる威徳稲荷神社は、夫婦円満、縁結び、商売繁盛のご利益があるとされています。特に女性に人気があり、恋愛成就を願う多くの参拝者が訪れます。無数の赤い鳥居が並ぶ光景は圧巻で、写真撮影スポットとしても人気です。
2. 芸能浅間神社・芸能の神様として知られる浅間神社には、多くの芸能関係者やアーティストが参拝に訪れます。境内には、芸能成就を願う絵馬や奉納札が数多く奉納されており、その数は年々増え続けています。自分の名前を探してみるのも面白いかもしれません。
3. 大鳥神社・ 商売繁盛の神様として知られる大鳥神社は、特に酉の市で賑わいます。毎年11月に行われる酉の市は、商売繁盛を願う人々で溢れ、熊手を求める人々で賑わいます。

心落ち着く空間 都会のオアシス

花園神社の境内は、都会の喧騒とは隔絶された、心落ち着く空間です。緑豊かな木々に囲まれ、静かに流れる時間に身を委ねていると、日々の疲れを忘れ、心が安らぎます。

拝殿は、鮮やかな朱色で彩られ、力強いエネルギーを感じさせます。拝殿の前で手を合わせ、日々の感謝を伝え、願い事を心の中で唱えれば、きっと神様があなたの背中を押してくれるでしょう。

宮司さんをはじめとする神職の方々は、いつも笑顔で迎えてくれ、丁寧に対応してくれます。境内の清掃も行き届いており、常に清潔で気持ちの良い状態が保たれています。このような細やかな心遣いが、多くの参拝者から愛される理由の一つでしょう。

アクセス情報

1. 所在地・東京都新宿区新宿5丁目17番3号
   
2. アクセス
   東京メトロ丸ノ内線・副都心線・都営新宿線「新宿三丁目駅」E2出口より徒歩すぐ
   
3. 開門時間・ 境内自由
   
4. 社務所受付時間・午前9時～午後5時
   
5. 公式サイト・(花園神社の公式サイトへのリンクを挿入)

周辺情報

花園神社の周辺には、新宿御苑や伊勢丹などの観光スポットや、多くの飲食店があります。

1. 新宿御苑・広大な庭園で、四季折々の自然を楽しむことができます。都会のオアシスとして、多くの人々に親しまれています。
   
2. 伊勢丹新宿店・ファッション、雑貨、食品など、様々な商品を取り扱う百貨店です。ショッピングだけでなく、レストランやカフェも充実しています。
   
3. 新宿ゴールデン街・ レトロな雰囲気の飲食店が軒を連ねるエリアです。個性的なバーや居酒屋が多く、夜には賑わいを見せます。

花園神社参拝のススメ

新宿を訪れた際には、ぜひ花園神社に足を運んでみてください。都会の喧騒を忘れ、静かで心落ち着く空間で、神様に日々の感謝を伝え、願い事を心の中で唱えてみましょう。

特に、芸能関係者やアーティスト、人気運を高めたいと願う方は、芸能浅間神社への参拝をおすすめします。また、夫婦円満や縁結びを願う方は、威徳稲荷神社を訪れてみてください。

花園神社は、新宿の守護神として、また芸能の聖地として、これからも多くの人々に愛され、親しまれていくことでしょう。

花園神社の祭礼

花園神社では、年間を通して様々な祭礼が行われています。

1. 例大祭・ 毎年5月に行われる例大祭は、花園神社で最も重要な祭りの一つです。神輿渡御や様々な奉納行事が行われ、多くの人々で賑わいます。
   
2. 酉の市・ 毎年11月に行われる酉の市は、商売繁盛を願う人々で賑わうお祭りです。熊手を求める人々で境内は熱気に包まれます。

祭礼の時期に合わせて参拝するのも、花園神社の魅力をより深く知るための良い機会です。

花園神社は、新宿の歴史と文化を象徴する、かけがえのない存在です。新宿を訪れた際には、ぜひ花園神社に足を運び、その歴史と文化に触れてみてください。そして、都会の喧騒を忘れ、心静かに祈りを捧げ、明日への活力を得てください。きっと、あなたの心に深く残る体験となるでしょう。

Shokey Hayashi

エクソシスト/ラジオニクス技法研究家

Contact

1965年、青森県に生まれ 幼少期から霊的な現象によるトラブルや病気、怪我に悩まされてきた。しかし、20歳のある日、イベント参加、会場で不思議体験、天からの稲妻エネルギーが降り注ぎ、脳から脊髄を貫くような衝撃を受け、霊能力が開花。その後、心理学と超能力の研究をスタート、現在は、霊能力と意識工学を融合させた。独自のラジオニクス技法をにて「ラジオニクス除霊」を確立。除霊、供養、癒しを超えた「運気の治療まで可能となる」