足るを知る唯一の食事法ー断食のススメ⑤

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断食とがん

米国国立生物工学情報センター(NCBI)の『Fasting: Molecular Mechanisms and Clinical Applications / Valter D. Longo and Mark P. Mattson』では、断食とガンの関係についても言及しています。

絶食はがんの予防と治療にプラスとなる効果をもたらす。

マウスを用いた実験では、一日おきの絶食によってリンパ腫の発生率が大幅に減少し、週に1日絶食するとp53(※)が欠損しているマウスの自発腫瘍形成が遅くなった。

しかし絶食後に餌を与える時に、餌に発がん性物質を含ませると肝臓や結腸を含む組織の発がん性、または前がん病変が実際に増加する可能性がある。

※p53(ピー53いでんし)とは、一つ一つの細胞内でDNA修復や細胞増殖停止、アポトーシスなどの細胞増殖サイクルの抑制を制御する機能を持ち、細胞ががん化したときアポトーシスを起こさせるとされる。この遺伝子による機能が不全となるとがんが起こると考えられている、いわゆる癌抑制遺伝子の一つ。

またがんの治療においては、絶食はより一貫したプラスの効果をもたらす。

2~3日の絶食は、さまざまな化学療法薬からマウスを守ることが示された。

その他にも、定期的な断食でメタボリックシンドロームの複数の特徴に効果があることが示された。

インスリン感受性を高め、脂肪分解を促し、血圧を低下させる。

太りすぎの被験者は、腹部脂肪が減り、インスリン感受性の改善と血圧が低下した。

また定期的に絶食をしているマウス、ラットは、何もしていないマウス、ラットと比べて、神経機能障害と変性が少なく、アルツハイマー病(AD)、パーキンソン病(PD)、ハンチントン病(HD)の臨床症例が少ない。

『Fasting: Molecular Mechanisms and Clinical Applications / Valter D. Longo and Mark P. Mattson』 結論

成人期に定期的な断食を取り入れるライフスタイルには、非常に大きな可能性があることが結論付けらる。

動物実験では、インシュリン感受性の向上、血圧、体脂肪、IGF-I、インシュリン、グルコース、アテローム生成脂質および炎症のレベルの低下など、健康指標に対する絶食の効果が実証されている。

心筋梗塞、糖尿病、脳卒中、AD(アルツハイマー病)およびPD(パーキンソン病)の機能改善を促す。

細胞をDNA損傷から保護し、細胞の成長を抑制し、損傷した細胞のアポトーシスを促進することにより、絶食はガンの形成と成長を遅らせ、さらに防ぐことができる。

(しかし成長期の子供においては実施されていない。)

さらに、人を対象とした週2日、または一日おきの断食の試験の結果によると、3週間~6週間の移行期間があり、その間に脳と体が新しい食事パターン(断食)に適応することが示唆されている。

つまり、断食を開始して12日~24日も経つと、体と脳が慣れる。

脳の神経科学が変化し、いつも食べている食べ物に対する中毒(お菓子中毒や炭水化物中毒○○中毒)などが克服される可能性が高い。

そして、断食以外の食事においては、植物ベースの食生活(菜食を中心とした食生活)と、低タンパク質の食生活を組み合わせることで、健康と長寿につながる。

さらに詳しい情報は、こちらをご覧ください。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3946160/

断食後の食生活

断食が様々な病気の改善に対して有効であることが、ここで示されています。

定期的に断食を行い、始めて1か月もすると脳も体も慣れていきます。

そして断食以前にやめられなかった食べ物を欲しいと思わなくなるなど、食べ物に対する中毒性が失われていきます。

しかし、断食後に発がん性の高い食べ物を摂取すると、発がん率が高くなると述べられているように、断食以外の食生活を改善しないと、本当の健康にはつながりません。

断食後の回復食はもちろんのこと、それ以外の食生活も今一度見直し、新鮮な野菜を中心とした食生活にし、小食を心がけることで、健康につながります。

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かねてよりワークショップ開催のご要望をいただいていたのですが、コロナの影響で延びに延び、やっと実現する運びと なりました。普段は除霊や開運調整を行っていますが、ワークショップでも簡易除霊を 行います。そして自己を癒すワーク、その後願望実現ワークを行います。 今は願いが叶う時代です。人々の意識が高まり。それが可能になりました。いくつになっても、夢は叶います。

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