常陸国の神々・大甕神社・泉神社

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磐座の神秘と清冽な水の祈り

茨城県日立市。太平洋に面したこの地は、豊かな自然と歴史、そして古来より人々の信仰を集めてきた数々の神社が息づいています。今回焦点を当てるのは、その中でも特に強いスピリチュアルなエネルギーを秘めているとされる二社、大甕神社と泉神社です。大甕神社は、太古の記憶を宿す磐座信仰の中心地であり、一方の泉神社は、清冽な泉が湧き出る、生命の源を象徴する場所です。この二つの神社を巡る旅は、古代の神々の息吹を感じ、心身を浄化し、新たなエネルギーを得るための、特別な体験となるでしょう。

大甕神社・星を封じ、地を鎮める、ゼロ磁場の磐座

大甕神社(おおみかじんじゃ)は、日立市大みか町に鎮座する古社であり、正式には大甕倭文神宮(おおみかしずじんぐう)と称します。創建は皇紀元年(紀元前660年)と伝えられ、実に2600年以上の歴史を持つとされています。この神社が特に注目されるのは、主祭神である武葉槌命(たけはつちのみこと)と、地主神である甕星香香背男(みかぼしかがせお)という、二柱の神々の存在です。

武葉槌命は、「倭文神」とも呼ばれ、機織りの神様として知られています。「倭文」とは、古代の織物のことを指し、武葉槌命は、人々に豊穣と生活の安定をもたらす、女神として信仰されてきました。一方の甕星香香背男は、星の神様であり、「香香(かが)」という言葉が「輝く」という意味を持つことから、特に金星を指していると考えられています。夜空に輝く星の神秘と力を象徴する神として、畏敬の念を集めてきました。

大甕神社の歴史を語る上で、欠かすことのできないのが、甕星香香背男にまつわる伝承です。日本神話において、建御雷神(タケミカヅチノカミ)と経津主神(フツヌシノカミ)が、東国の国津神を平定する際に、最後まで抵抗したのが、この甕星香香背男であったと伝えられています。二神は、最終的に武葉槌命の力を借りて、甕星香香背男を大甕山の宿魂石(しゅくこんせき)に封じ込めたとされています。

この宿魂石こそが、大甕神社の最も重要な要素であり、神社の霊力を支える根源となっています。宿魂石とは、境内にある巨大な岩山全体を指し、甕星香香背男の荒魂が封印されていると信じられています。この岩山は、カンブリア紀の地層からなるもので、その年代はなんと5億年前。気の遠くなるような時間を経て、この地に存在しているのです。

現在の大甕神社の社殿は、江戸時代の元禄年間に、徳川光圀(水戸黄門)の命によって、宿魂石の上に遷宮されました。これは、甕星香香背男の力を鎮め、人々に災いをもたらさないようにするための措置であったと考えられています。社殿を宿魂石の上に建立することで、神社の神聖性を高め、地域の平和と安全を祈願したのです。

大甕神社を訪れると、その圧倒的なエネルギーに息を呑むことでしょう。特に宿魂石の周辺は、他とは異なる特別な空気感に包まれており、まるで異世界に迷い込んだかのような感覚を覚えます。この場所は、ゼロ磁場としても知られており、地球の磁場が互いに打ち消し合う特殊な地点であると考えられています。ゼロ磁場は、エネルギーが集中しやすく、心身のバランスを整える効果があると言われており、多くの人々が、その癒しと活性化を求めて訪れます。

大甕神社の境内には、本殿、拝殿、そして近年建立された甕星神社など、様々な社殿が点在しています。本殿では、主祭神である武葉槌命に、日々の感謝を捧げ、甕星神社では、星の神である甕星香香背男に、未来への導きを祈願することができます。

大甕神社は、単なる観光地ではなく、自己の内面と深く向き合い、新たな力を得るための場所として、多くの人々に利用されています。宿魂石のエネルギーを感じながら瞑想したり、境内の静寂の中で深呼吸をしたりすることで、心身のリラックス効果を高め、眠っていた潜在能力を目覚めさせることができるでしょう。

泉神社・清冽な水が語る、生命の源への祈り

大甕神社から車で数十分ほどの距離にある泉神社(いずみじんじゃ)は、日立市水木町に鎮座する、古くから水の神様を祀る神社です。ご祭神は、天速玉姫命(アメノハヤタマヒメノミコト)。その名の通り、境内に湧き出る清らかな泉が、この神社の最大の魅力となっています。

泉神社の創建は、人皇第十代崇神天皇の御代(紀元前42年)に遡ると伝えられ、延喜式内社にも列せられた、由緒ある神社です。社伝によれば、久自國造船瀬宿禰(クジノミヤツコ フナセシュクネ)の奏請により、大臣伊香色雄(イカガシコオノミコト)が勅命を受けてこの地に赴き、天速玉姫命を祀ったのが始まりとされています。

泉神社のシンボルである泉は、常陸国風土記にも「大井(おおゆ)」として記載されており、古くから地域の人々の生活を支えてきた、かけがえのない水源でした。社記には、「上古霊玉此地に天降り 霊水湧騰して泉をなす 号けて泉川云ひ霊玉を以て神体とする」と記されており、この泉が神聖な場所であることを、雄弁に物語っています。

驚くべきことに、この泉から湧き出る水の量は、毎分1500リットルにも達すると言われています。その透明度の高さと、エメラルドグリーンの美しい色合いは、見る者を魅了します。この色は、泉の底に堆積した、貝殻や砂などの成分が光を反射することで生まれるものと考えられており、かつてこの地が海であったことを示唆しています。

泉神社の泉は、単なる水源としてだけでなく、神聖な儀式の場としても、大切にされてきました。古来より、この泉の水は、病を癒し、穢れを清める力があると信じられており、多くの人々が、その恵みを求めて、遠方からも訪れていました。現在でも、泉の水を持ち帰り、お清めや、飲用に使用する人が、後を絶ちません。

泉神社の境内は、泉を中心とした、緑豊かな自然に囲まれており、「泉が森」と呼ばれています。この森には、多種多様な樹木が生い茂り、四季折々の美しい風景を楽しむことができます。泉のせせらぎと、木々の葉が風にそよぐ音が、心地よく響き渡り、訪れる人々の心を、穏やかに癒してくれます。

泉神社の境内には、拝殿、本殿、そして弁財天など、様々な社殿が点在しています。拝殿では、ご祭神である天速玉姫命に、日々の感謝を捧げ、泉の恵みに感謝することができます。弁財天は、水の神であると同時に、音楽、芸術、財福の神としても知られており、多くの人が、そのご利益を求めて参拝します。

泉神社は、大地のエネルギーが凝縮された場所であり、訪れる人々に、生命力と活力を与えてくれます。泉の水を眺めたり、境内の自然の中で深呼吸をしたりすることで、心身のリフレッシュ効果を高め、新たなエネルギーを得ることができるでしょう。また、泉の清らかな水は、心の浄化作用も期待できるため、日々のストレスや、心の疲れを感じている人にも、特におすすめです。

大甕神社と泉神社・二つの聖地が紡ぐ、再生の物語

大甕神社と泉神社は、それぞれ異なる個性を持つ神社ですが、両方を訪れることで、より深く、豊かなスピリチュアルな体験を得ることができます。大甕神社で、星を封じ込めた磐座の神秘に触れ、泉神社で、生命の源である清冽な泉の力を感じることで、心身のバランスを整え、新たな自分を発見することができるでしょう。

この二つの神社を結ぶ旅は、古代の神々の息吹を感じ、大地のエネルギーとつながる、特別な聖地巡礼となるはずです。日々の喧騒から離れ、自然の中で静かに過ごすことで、内なる声に耳を傾け、本当に大切なものを見つめ直す、貴重な機会となるでしょう。

常陸国の神々が宿る、大甕神社と泉神社。あなたもぜひ、この地を訪れ、その神秘的なエネルギーに触れてみてください。新たな発見と癒しが、きっとあなたを待っているはずです。磐座の力と、清冽な水の恵みが、あなたの心と体を、優しく包み込んでくれるでしょう。

ABOUT ME
Shokey Hayashi
Shokey Hayashi
エクソシスト/ラジオニクス技法研究家
1965年、青森県に生まれ 幼少期から霊的な現象によるトラブルや病気、怪我に悩まされてきた。しかし、20歳のある日、イベント参加、会場で不思議体験、天からの稲妻エネルギーが降り注ぎ、脳から脊髄を貫くような衝撃を受け、霊能力が開花。その後、心理学と超能力の研究をスタート、現在は、霊能力と意識工学を融合させた。独自のラジオニクス技法をにて「ラジオニクス除霊」を確立。除霊、供養、癒しを超えた「運気の治療まで可能となる」
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