2025.02.18

悪運を消滅させるならこちらへ～待乳山聖天

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悪運消滅、願いを叶える聖地へ
- 聖天様ご鎮座の由来・神話と歴史が織りなす奇跡

悪運消滅、願いを叶える聖地へ

東京都台東区浅草7-4-1

浅草の喧騒を少し離れ、歴史と信仰が息づく場所へ。東武スカイツリーライン、東京メトロ銀座線、都営浅草線「浅草駅」から徒歩わずか10分。その喧騒から隔絶された、小高い丘の上に静かに佇むのが、悪運を断ち切り、訪れる人々の切なる願いを叶える強力なパワースポット、待乳山聖天（まつちやましょうでん）です。

待乳山聖天・四季折々の美しい風景を背景に、荘厳な姿を見せる本堂。春は桜、秋は紅葉など、季節感を意識した写真が望ましい]

ここは単なる寺院という枠を超え、神聖な空気が満ち溢れる特別な空間。足を踏み入れた瞬間、心身が浄化されるような清々しい感覚に包まれるでしょう。日常のストレスや悩みから解放され、静かに自分自身と向き合うことができる、都会の隠れ家のような存在です。

聖天様ご鎮座の由来・神話と歴史が織りなす奇跡

待乳山聖天の歴史は、日本の黎明期、飛鳥時代にまで遡ります。その起源は、推古天皇の御代（西暦593年～628年頃）に遡り、1400年以上もの長きに渡り、人々の信仰を集めてきました。

言い伝えによれば、ある時、この地から忽然と霊山が湧き出し、その神聖な場所を守護するため、金色の龍が天から舞い降りて山を巡ったとされています。龍は力強く天を駆け巡り、その周囲には神々しい光が降り注いだと言われています。そしてその6年後、この地域を未曾有の大旱魃が襲いました。人々は田畑を潤す恵みの雨を待ち望みましたが、空は依然として乾ききっていました。苦しむ人々を救済するため、十一面観世音菩薩が深い慈悲の眼を開き、大聖歓喜天（だいしょうかんぎてん）、すなわち聖天様の姿となってこの地に降臨されたと伝えられています。聖天様は慈悲の眼差しで人々を見守り、たちまちのうちに恵みの雨を降らせ、人々を救ったと言われています。これが、待乳山聖天に聖天様がご鎮座された起源であり、人々は聖天様を篤く信仰し、その霊験を頼りにしてきました。

推古天皇とは？・日本初の女帝とその時代

推古天皇は、日本の第33代天皇であり、歴代天皇の中で初めての女性天皇として歴史に名を刻んでいます。卓越した美貌を持ち、政治的手腕にも長けていたと伝えられ、聖徳太子を補佐役に登用し、冠位十二階の制定や遣隋使の派遣など、数々の功績を残しました。彼女の治世下で日本は大陸文化を積極的に取り入れ、国家としての基礎を固めました。仏教の興隆にも力を入れ、飛鳥文化の発展に大きく貢献しました。

待乳山聖天での参拝・心を込めて祈りを捧げる

待乳山聖天を訪れたら、まず入り口で大根とお花を求め、本堂へお供えしましょう。静かに手を合わせ、日々の感謝の気持ちを胸に、願い事を心の中で唱えてください。境内に漂う清浄な空気は、心を落ち着かせ、穏やかな気持ちへと導いてくれます。

大根と巾着の意味・聖天様のご利益を象徴するシンボル

境内には、待乳山聖天を象徴する大根と巾着があしらわれています。これらのシンボルは、聖天様への信仰によって得られるご利益を具体的に表しています。

大根・大根は、身体を丈夫にし、健康長寿のご利益をもたらすとされています。また、良縁を結び、夫婦円満、家庭円満をもたらすとも言われています。白い大根は純粋さや清浄さを象徴し、心身を浄化する力があると信じられています。

巾着・巾着は、財宝を入れ、それを守るための袋であり、富の象徴です。商売繁盛、金運上昇のご利益があるとされ、聖天様への信仰によって得られる経済的な豊かさを象徴しています。巾着が大きく膨らんでいるほど、ご利益が大きいとされています。

運試しのおみくじ・吉凶に囚われずメッセージを受け取る

参拝の際には、ぜひおみくじを引いてみてください。待乳山聖天のおみくじは、他のお寺や神社に比べて、凶が出る割合が高いことで知られています。お寺の方の話では、約3割が凶であるとのことです。しかし、凶を引いたとしても、嘆く必要は全くありません。

凶みくじは幸運の扉・悪運を転換させるチャンス

待乳山聖天では、凶のおみくじこそ、幸運への扉を開く鍵となるのです。こちらで引いたおみくじは、後でお焚き上げをして頂けるのですが、特に凶のおみくじは、あなたの代わりに悪運を引き受けてくれると言われています。おみくじに書かれた苦難や試練は、聖天様が代わりに背負い、あなたの未来をより良い方向へと導いてくれるでしょう。

実際に、当サイトのスタッフが待乳山聖天を訪れ、おみくじを引いたところ、見事に「凶」を引いてしまったそうです。しかし、その翌日、長年望んでいた仕事のオファーが舞い込み、人生が大きく好転したとのことです。まるで、聖天様が不運を祓い、幸運を呼び込んでくれたかのようだと語っています。

凶を恐れることなく、おみくじに挑戦し、そこに書かれたメッセージを真摯に受け止めてみてください。そして、お焚き上げ用の箱に納め、聖天様に悪運の浄化をお願いしましょう。

更なる願いを叶える・浴油祈祷の神秘

特に強い願いがある、人生の岐路に立っている、どうしても乗り越えたい困難がある、という方は、浴油祈祷（よくゆきとう）をおすすめします。

浴油祈祷とは・密教の奥義、聖天様との深遠な繋がり

浴油とは、聖天様独特の特別なご供養法であり、密教の中でも最も深秘とされる儀式の一つです。聖天様のお像に、香油と呼ばれる特別な油を注ぎかけることで、聖天様の力が最大限に引き出され、人々の願いを成就させると言われています。浴油祈祷は、煩悩を洗い清め、本来備わっている清浄な徳を顕わにするための儀式でもあります。

浴油祈祷は、通常7日間にわたって行われます。僧侶が聖典を読み上げ、様々な儀式を厳修し、聖天様への祈りを捧げます。祈祷を受ける人は、静かに心を落ち着け、願い事を念じ、聖天様との繋がりを深めます。

聖天様の力・無限の可能性を秘めた慈悲深い存在

聖天様は、元々強力な力を持つ神様でしたが、十一面観世音菩薩の教えを受け、慈悲の心を持つ仏法の守護神となりました。聖天様は、私たち衆生の苦しみや迷いを理解し、救済するために、その無限の力を惜しみなく与えてくださいます。商売繁盛、金運上昇、良縁成就、家内安全、病気平癒、学業成就など、あらゆる願いに対応してくださると言われています。

聖天様は、欲深く、自己中心的な願いは嫌うと言われています。感謝の気持ちを忘れず、誠実な心で祈ることが最も大切です。