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水戸黄門イチオシのパワースポット
水戸藩の祈願所・かびれ神宮
「浄らかな山かびれの高峰(御岩山の古称)に天つ神鎮まる」とされる御岩山を登ります。
御岩山からは縄文時代の祭祀の跡も見つかり、古代より信仰の聖地であった事がうかがえます。
(山頂への登山時間の締め切りは、15:00までとなっています。またご神域であるため、登山の際には様々なお約束があります。公式ページでご確認ください。)
御岩山は標高492mほどであり、山頂まで片道60分ほどの道のりです。
登拝ルートには表参道と裏参道があり、拝殿から表参道と裏参道に分かれます。かびれ神宮の先で合流し御岩山山頂まで続いています。
表参道から登り、裏参道で戻る経路を選びました。
(御岩神社のご参拝にあたって注意点が数点ありますので、2020年1月6日発行のメルマガをぜひご覧下さい。)
しばらく歩くと道が少し険しくなってきました。
ですが、御岩山は山全体が5億年前の地層からできていて山全体がご神体であるためか、歩いても疲れを感じません。
20分ほど歩くと、中腹にあるかびれ神宮が見えてきました。御岩神社の奥宮です。
【かびれ神宮前の石段】
この辺りから異界に入ったかのような、麓(ふもと)とは全く違う雰囲気になってきました。
空から星が降ってくるような不思議な感覚があります。とても気持ちの良いところです。
このかびれ神宮は、江戸時代には、水戸藩初代徳川頼房公により出羽三山を勧請し水戸藩の国峰と位置づけ、徳川光圀公(水戸黄門さま)など藩主代々参拝を常例とする祈願所でありました。
また、かびれ神宮の社殿前に今上石と呼ばれる巨石があります。
【今上石】
こちらの岩も5億年の時を経ている磐座(いわくら)です。
昔はこの岩の奥からわき出た水が御多満里の池となっていました。今は池には水はなく、碑が建っていました。
徳川光圀が大日本史(※)を編纂するにあたり,この池の水で筆染めの儀を行ったとされています。
※大日本史:日本の歴史書。江戸時代に御三家のひとつである水戸徳川家当主徳川光圀によって開始され、光圀死後も水戸藩の事業として二百数十年継続し、明治時代に完成した。神武天皇から後小松天皇までの百代の帝王の治世を扱う。
【かびれ神宮】
御祭神
天照大神(あまてらすおおかみ)
邇邇藝命(ににぎのみこと)
立速日男命(たちはやひをのみこと)
道は少し険しいですが、訪れるに値する素晴らしいご神域です。かびれ神宮の辺りまで来ると、とても神聖な空気が流れています。
さらに御岩山の山頂を目指します。