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白山七社 金剱宮(きんけんぐう)
石川県白山市鶴来日詰町巳118-5
ご祭神
主祭神 天津彦火瓊瓊杵尊 (あまつひこほのににぎのみこと)
石川県内最古の文化発祥の地、白山市
先にご紹介した白山比咩神社(しらやまひめじんじゃ)の隣には、舟岡山があります。
舟を反転させたような姿からその名がついたと云われています。
昭和24年、この舟岡山山麓から縄文時代中期の集落遺跡が発掘されました。
今から4500年~4300年前、縄文時代中期の集落遺跡です。
この舟岡山遺跡からもわかるように、この白山市一帯では縄文の時代から人々が生活していたのでした。
白山比咩神社は、かつてはこの舟岡山にお祀りされていたと云われています。
また、石川県白山市横江町にある東大寺領横江荘遺跡荘家跡建物跡からは、平安時代の建物跡や土器などが見つかりました。
ここは荘園があり、手取川扇状地でつくった米を外に運び出すための拠点だったと云われており、様々な遺跡からも白山市の辺りは大変古くより文化が発祥していたことが伺えます。
信仰の文化もしかりです。
白山比咩神社を白山本宮とする、白山七社(はくさんしちしゃ)と呼ばれる古いお宮があります。
その中の一社、金剱宮(きんけんぐう)をご紹介します。
紀元前95年に創建されたと伝わる古社、金剱宮は白山比咩神社の近くです。
北陸最古の神社と云われています。
金剱宮の境内には、瓊々杵命(ニニギノミコト)をお祀りする御本殿のほかに、乙剱社・恵比須社・金刀比羅社・丈六社・粟島神社・招魂社の摂末社があります。
各々のお宮を配置して、曼荼羅の世界を現わしています。
すべてのお宮を参拝することで、曼荼羅のエネルギーと自分が一体となり、開運する仕組みです。
神社の奥には「悠久の杜」が存在し、清々しい風が流れています。
曼荼羅の中に入ったようで、そこは宇宙空間です。
ガラス戸を開けて中に入ると、宇宙の気が充満していて、力強い霊力を感じることができます。
金剱宮は、普段絵でしか見ることができない曼荼羅を立体的な空間の中で体感できる開運神社です。
曼荼羅のエネルギーをぜひご体感ください。