カルマがわかれば未来が変わる

カルマの法則と自己変革・より深く理解し、今を生きる

カルマとは、単なる運命論ではなく、自らの行動が未来を形作るという、原因と結果の普遍的な法則です。それは、東洋哲学に根ざすだけでなく、キリスト教やユダヤ教における「罪」と「審判」という概念にも通じる、普遍的な真理を内包しています。日本では「業」という言葉で表現され、私たちの行動、思考、感情が織りなす複雑な糸として存在します。

他者に喜びを与えれば、私たち自身も喜びを体験し、他者に苦痛を与えれば、私たち自身も苦痛を味わう。これは、カルマの基本的な原則です。しかし、カルマは単なる報復のシステムではありません。それは、成長と進化の機会であり、私たち自身をより良い存在へと導くための羅針盤なのです。

カルマには、過去、現在、未来という時間軸を超えた、複雑な構造があります。

1. 現世で清算されるカルマ・これは、私たちが今生で経験する出来事、人間関係、そして喜びや苦しみを通して清算されるカルマです。過去の行動の直接的な結果として現れ、私たちに重要な教訓を与えてくれます。
   
2. 現世で新たに生み出されるカルマ・私たちが今、どのように考え、行動し、感じるかによって生み出されるカルマです。これは、未来を形作る種であり、私たちの選択が未来の経験を決定します。
   
3. 来世で現れるカルマ・これは、過去の行動の結果が、今生では完全に清算されず、来世に持ち越されるカルマです。来世で経験する出来事や状況に影響を与え、魂の進化を促します。

他者が幸せになるように行動することは、カルマによってもたらされた困難な状況を中和し、ポジティブな未来を創造する力となります。利他的な行動は、過去のネガティブなカルマを浄化し、ポジティブなカルマを蓄積する機会となるのです。

今世におけるカルマを知るための自己探求

今世におけるカルマを理解することは、自己変革の第一歩となります。以下の質問に深く向き合うことで、あなたが抱えるカルマの概要を把握し、現在の問題点と目標を明確にすることができます。

みどり

人生においてあなたが最も欲しいものは何でしょう？

この質問は、あなたの魂が何を求めているのか、真の欲求を明らかにします。それは、物質的な豊かさでしょうか？精神的な成長でしょうか？他者との深い繋がりでしょうか？あなたの価値観と人生の目的を反映する答えを見つけてください。

例・心の平穏、他者への貢献、真実の探求、創造性の発揮など。

はな

あなたが最も恐れているものは何でしょう？

この質問は、あなたが抱える恐れ、不安、そして過去のトラウマを明らかにします。それは、失敗への恐れでしょうか？孤独への恐れでしょうか？死への恐れでしょうか？あなたの成長を妨げる、心の奥底にある問題を認識してください。

例・失敗、孤独、拒絶、死、無力感、自己否定など。

ブラウン

あなたが最も執着しているものは何でしょう？

この質問は、あなたが手放せないもの、あなたを縛り付けているものを明らかにします。それは、物質的な所有物でしょうか？人間関係でしょうか？過去の栄光でしょうか？執着は、私たちの心を曇らせ、真実を見えなくしてしまう原因となります。

例・物質的な所有物、地位、名声、人間関係、過去の栄光、自己イメージなど。

ポン

あなたが最も苦しいと感じることは何でしょう？

この質問は、あなたが経験する苦しみ、痛み、そして心の傷を明らかにします。それは、人間関係のトラブルでしょうか？仕事上のストレスでしょうか？過去のトラウマでしょうか？苦しみは、私たちが成長し、癒されるための機会を与えてくれます。

例・人間関係のトラブル、孤独、自己否定、過去のトラウマ、無力感、絶望感など。

ミー

あなたの人生で最も衝撃的な出来事は何だったでしょうか？

この質問は、あなたの人生を大きく変えた出来事、ターニングポイントを明らかにします。それは、愛する人の死でしょうか？予期せぬ成功でしょうか？人生のどん底でしょうか？衝撃的な出来事は、私たちの価値観、人生観、そして生き方を変える力を持っています。

例・愛する人の死、病気、事故、失業、裏切り、災害、成功体験など。

どん兵衛

そこから得られた教訓は何でしょう？

この質問は、あなたが経験から学び、成長したことを明らかにします。それは、人生の儚さでしょうか？他者への感謝でしょうか？自分の強さでしょうか？教訓は、私たちが過去の経験を活かし、より良い未来を創造するための鍵となります。

例・人生の儚さ、他者への感謝、自己肯定感、忍耐力、寛容さ、謙虚さ、自己責任など。

自己探求から得られるカルマの理解と変革への道

これらの質問に対する答えを真摯に検討することで、あなたは自身のカルマの概要を把握することができます。例えば、以下のような洞察が得られるかもしれません。

1. 自己中心的な傾向・ 過去世からの課題として、自己中心的になりやすい傾向があるかもしれません。それが人間関係に影響を与え、孤独感や孤立感を招いている可能性があります。解決策としては、他者への共感力を高め、利他的な行動を積極的に行うことが挙げられます。
   
2. 過剰な執着・現在の課題として、物質的なもの、人間関係、過去の栄光などへの執着が強いかもしれません。執着は、心の平穏を妨げ、自由を奪い、成長を阻害します。解決策としては、執着を手放し、物事をありのままに受け入れる練習が必要です。
   
3. 過去のトラウマ・人生における衝撃的な出来事が、心の傷として残っているかもしれません。トラウマは、現在の行動や感情に影響を与え、人間関係や自己肯定感を損なう可能性があります。解決策としては、トラウマを癒し、過去の経験から学び、未来に向かって前進することが重要です。

カルマを理解することは、自己変革の旅の始まりに過ぎません。重要なのは、得られた洞察を具体的な行動に移し、実践することです。

1. マインドフルネスの実践・ 現在の瞬間に意識を集中し、自分の思考、感情、そして行動を観察することで、無意識のパターンに気づき、より意識的な選択をすることができます。
   
2. 瞑想の実践・静寂の中で自分自身と向き合い、心の奥底にある声に耳を傾けることで、内なる智慧にアクセスし、真の自己と繋がることができます。
   
3. 利他的な行動の実践・ 他者のために行動することで、自己中心的な傾向を克服し、共感力と慈悲心を高めることができます。
   
4. 感謝の実践・毎日感謝の気持ちを表現することで、ポジティブなエネルギーを引き寄せ、幸福感を高めることができます。
   
5. 許しの実践・ 他者や自分自身を許すことで、過去の傷を癒し、自由になることができます。

これらの実践を通して、あなたは過去のネガティブなカルマを浄化し、ポジティブなカルマを蓄積し、より充実した人生を送ることができるでしょう。

クリヤーヨーガ・道を照らす光

カルマの理解と自己変革の旅をさらに深めたい方は、「クリヤ・ヨーガ・道を照らす光」をお勧めします。クリヤ・ヨーガは、古代インドのヨーガの秘伝であり、魂の進化を加速させるための強力なツールです。

この本は、ババジのクリヤ・ヨーガの実践の必要性、待ち受ける試練、そしてその解決法について、洞察に満ちた解説を提供します。鍵となるのは、真の自己の知識とエゴの明け渡しであり、実践にはしばしば助けが必要です。

行法の実践者、未経験者の区別なく、すべての人を後押しする洞察あふれる書であり、カルマの理解を深め、自己変革の道を進むための貴重なガイドとなるでしょう。

カルマは、単なる運命ではなく、私たちの行動が未来を形作るという普遍的な法則です。自己探求を通して自身のカルマを理解し、マインドフルネス、瞑想、利他的な行動などの実践を通して、私たちは過去のネガティブなカルマを浄化し、ポジティブなカルマを蓄積し、より自由で、平和で、充実した人生を送ることができるのです。

林 尚慶

現代陰陽師・ラジオニクス技法研究家

Contact

1965年、青森県に生まれ 幼少期から霊的な現象によるトラブルや病気、怪我に悩まされてきた。しかし、20歳のある日、イベント参加、会場で不思議体験、天からの稲妻エネルギーが降り注ぎ、脳から脊髄を貫くような衝撃を受け、霊能力が開花。その後、心理学と超能力の研究をスタート、現在は、霊能力と意識工学を融合させた。独自のラジオニクス技法をにて「ラジオニクス除霊」を確立。除霊、供養、癒しを超えた「運気の治療まで可能となる」