来宮神社の魅力再発見・龍神と共に息づく街

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地元民が語る隠れた楽しみ方とパワースポット体験

熱海にひっそりと佇む来宮神社。近年、その神秘的な雰囲気と豊かな自然に魅せられ、多くの参拝客が訪れる人気の観光スポットとなっています。しかし、その魅力は、ただお参りするだけでは十分に味わえない、奥深い歴史とスピリチュアルなパワーに隠されています。そこで今回は、地元の方に伺った、来宮神社の知られざる楽しみ方を徹底的にご紹介します。古来からの信仰を守り続ける神社の神秘に触れ、心身ともに癒される旅に出かけましょう。

神秘的な「猪の目文様」に秘められた魔除けの力

来宮神社のご本殿を訪れたら、まず注目していただきたいのが、ご本殿上部中心に施された可愛らしいハート型の文様です。これは「猪の目(いのめ)文様」と呼ばれる日本古来から伝わる伝統的な文様の一つ。一見ハート型に見えるこの文様は、文字通りイノシシの目を模しており、古来より魔除けや厄除けの意味を持つとされてきました。

その歴史は非常に古く、6世紀~7世紀の古墳から出土した刀の鍔にも、すでにこの猪の目文様が使用されていたことが確認されています。猪は、その勇敢さと力強さから、古くから魔を祓い、災いを防ぐ力を持つと考えられていたのです。そのため、猪の目文様は、神社仏閣の装飾や、武具、調度品など、様々な場所で用いられてきました。

来宮神社のご本殿に施された猪の目文様は、参拝者を災厄から守り、清らかな心で神様にお祈りできるよう、結界としての役割を果たしていると考えられます。ご本殿にお参りの際は、ぜひこの愛らしいハート型の文様を探し、その神秘的なパワーを感じてみてください。きっと心が安らぎ、穏やかな気持ちで参拝できることでしょう。

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漁業権を巡る争いと大楠を守った奇跡の物語「大綱事件」

来宮神社の境内にそびえ立つ、樹齢2000年を超える大楠。その圧倒的な存在感は、訪れる人々を深い感動で包み込みます。しかし、この大楠には、過去に伐採の危機に瀕したという、悲しい歴史が秘められています。

時は江戸時代末期の嘉永年間。当時、熱海では漁業権を巡る激しい争いが繰り広げられていました。漁民たちは、訴訟費用を捻出するため、神社の境内に生い茂る楠を伐採することを決意します。まず、比較的若い5本の楠が伐採されましたが、いよいよ大楠に斧を入れようとしたその時、驚くべき出来事が起こります。

白髪の老人が現れ、両手を広げて大楠を守ろうとしたのです。老人は、神社の神主か、あるいは楠の精霊の化身だったのかもしれません。伐採者が斧を振り下ろすと、なんと斧は真っ二つに割れてしまったのです。この奇跡的な出来事に、伐採者たちは恐怖を感じ、大楠の伐採を中止しました。人々は、これは神のお告げであると信じ、大楠は伐採の危機を免れたのです。

この出来事は「大綱事件」として語り継がれ、今でも地元の人々の間で大切に語り継がれています。ご本殿の左奥に祀られている大楠は、この事件を乗り越え、今もなお力強く生き続けています。大楠の周りをゆっくりと歩きながら、その生命力と神秘的なパワーを感じてみてください。

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開運出世のご利益を授かる「開運出世弁財天」

来宮神社の境内には、ご本殿の右隣に「開運出世弁財天」が祀られています。弁財天は、音楽、芸能、財福を司る女神であり、特に商売繁盛や金運アップのご利益があるとされています。来宮神社の弁財天は、さらに開運出世のご利益も加わっており、多くの参拝客が成功を祈願しに訪れます。

この弁財天の周りには、伊豆石と呼ばれる石が敷き詰められています。この伊豆石は、江戸城のお堀に使われた石と同じもので、かつて伊豆半島一体から切り出され、船で江戸城まで運ばれました。伊豆石は、その強度と耐久性から、強固な石垣を築くために重宝され、江戸城の石垣のほとんどが伊豆石で造られています。

豊臣家との戦いにおいて勝利を願う徳川家康は、強靭な石垣を築くことに専念し、伊豆石の質の良さに着目しました。伊豆半島は、古くから石の産地として知られ、その品質の高さは広く知られていました。また、船を使用することで、陸路よりも大量の石を効率的に江戸まで運ぶことができるため、伊豆石の採用が決定されたのです。

弁財天にお参りする際は、ぜひこの伊豆石にも触れてみてください。江戸城の歴史を支えた石の力強さを感じながら、開運出世を祈願すれば、きっと願いが叶うことでしょう。

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樹齢2000年以上の御神木「大楠」・生命エネルギーに満ち溢れたパワースポット

来宮神社最大の魅力と言えるのが、樹齢2000年を超える大楠です。ご本殿でお参りした後、左手にある小道を抜けると、巨大なご神木が姿を現します。その圧倒的な存在感は、訪れる人々を言葉を失わせるほどです。

大楠は、国の天然記念物にも指定されており、樹齢においては本州一位を誇ります。幹の太さは、なんと23.9メートルにも及び、その生命力の強さに驚かされます。大楠の周りには、神秘的な空気が漂い、まるで異世界に迷い込んだかのような感覚に陥ります。

少しわかりづらいかもしれませんが、大楠の祠の右奥には、龍が立ち上がり、右上には蛇が巻き付いている姿が見えます。(樹木の一部がそのように見えます。)これは、自然が作り出した偶然の産物ですが、大楠の神秘性をさらに高めています。

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大楠は、『不老長寿』『無病息災』の象徴として崇められており、その周りを一周すると寿命が一年延びると伝えられています。また、願い事がある人は、誰にも言わずに心の中で願い事を唱えながら、大楠の周りを左回りに一周すると、願い事がまとまると言われています。

大楠を回りながら、落ちている楠の枝を拾って匂いを嗅いでみると、タンスのショウノウ(防虫剤)のような香りがします。これは、楠に含まれる成分によるもので、リラックス効果があると言われています。また、大楠の真後ろあたりを触ってみましょう。じりじりと非常に強いパワーが流れ込んでくるのを感じられるはずです。

直径約4.5メールはあろうと思われる大楠の木の回りに漂う空気には、ピリピリとした生命エネルギーがあり、低周波に似ていて体中の皮膚を刺激します。古代の巨木が長い年月を経て霊力を宿し、バッテリーのように霊的エネルギーを蓄えている証拠です。木のまわりを左まわりにゆっくりと一周すると、楠の木と共振現象を起こして、身体いっぱいに大楠の木の霊的エネルギーが流れ込んできます。すると曇った心は晴れ、体中から活力がみなぎってきす。まさに自然界の生命充電器です。

大楠の横には清流が流れ、夏でも涼しいとても気持ちが良い場所にあります。本殿参拝後はぜひこの大楠を訪れて、そのパワーを全身で感じてみてください。健康運をアップして、幸運体質に変えたいと思う人には大変お勧めです。

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心さやかに参拝できる環境つくり・茶寮「報鼓」で至福のひとときを

来宮神社は、「心さやかに参拝できる環境つくり」プロジェクトを推進しており、その一環として、参拝後にくつろぐことができる茶寮『報鼓』が設けられています。和モダンな雰囲気の店内は、落ち着いた空間で、参拝の疲れを癒すのに最適です。

また、スマホ撮影用のスマホスタンドが入口や境内に設置され、撮影用に落ち葉がハート型に敷き詰められているなど、SNS映えするスポットも用意されています。来宮神社が20代~40代の女性に大人気なのも頷ける様々な工夫がされています。

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ちなみに報鼓とは、祭事を始める際、集合の合図で太鼓を叩く作法の意味だそうです。たくさんの方が訪れるようにという願いが込められています。

茶寮『報鼓』では、「来福スウィーツ」をはじめ、様々なメニューを楽しむことができます。参拝後はぜひお立ち寄りいただき、美味しいスイーツを味わいながら、至福のひとときを過ごしてください。

まとめ・来宮神社で心と体を癒す旅へ

来宮神社は、歴史、文化、自然、スピリチュアルなパワーが融合した、魅力的な観光スポットです。今回ご紹介した地元民ならではの楽しみ方を参考に、ぜひ来宮神社を訪れてみてください。神秘的な猪の目文様、奇跡の物語を秘めた大楠、開運出世のご利益を授かる弁財天、そして、生命エネルギーに満ち溢れた大楠。来宮神社には、訪れる人々の心と体を癒し、元気を与えてくれる、特別な力が宿っています。

ABOUT ME
Shokey Hayashi
Shokey Hayashi
エクソシスト/ラジオニクス技法研究家
1965年、青森県に生まれ 幼少期から霊的な現象によるトラブルや病気、怪我に悩まされてきた。しかし、20歳のある日、イベント参加、会場で不思議体験、天からの稲妻エネルギーが降り注ぎ、脳から脊髄を貫くような衝撃を受け、霊能力が開花。その後、心理学と超能力の研究をスタート、現在は、霊能力と意識工学を融合させた。独自のラジオニクス技法をにて「ラジオニクス除霊」を確立。除霊、供養、癒しを超えた「運気の治療まで可能となる」
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