足るを知る唯一の食事法ー断食のススメ②

今では養鶏業者の間で普通に行われるようになりましたが、鶏に断食をさせることがあります。

鶏は卵からかえり8ヶ月程経つと産卵をしはじめ、1年半くらいで卵を産まなくなります。

卵を産む率が少なくなると、廃鷄(解体され処分されること)となります。

 

(1年以上採卵を続けた後の廃鶏の肉は、固くて鶏肉としての利用には適しません。

そこで、肉はミンチにされて、肉だんごやハンバーグ、ハムなどの加工肉に混合して利用されます。

また、高熱を加えると若鶏肉はくずれてしまうので、レトルト加工の棒々鶏(バンバンジー)などにも廃鶏の肉が利用されている場合があります。)

 

 

廃鶏される前に、鶏に2週間ほど餌を与えず断食をさせます。

養鶏の専門用語で強制換羽(きょうせいかんう)と言います。

畜産技術協会が行ったアンケート調査によると、63.7%の採卵鶏農家が強制換羽を行っているというデータがあります。

 

断食させると、鶏は羽が抜けて裸の状態になります。

養鶏業者の話では、卵を産まなくなった鶏10000羽を7日間断食させて、弱るのは200羽くらいだということです。

が、その弱った鶏を見つけて、ケージから出して歩かせると元気になり、絶命する鶏はほとんどいないと言います。

 

しかも断食後、再び餌を与えられた鶏は羽が生え変わり、肌艶が良くなり、卵を産む率が急激に上昇します。

 

廃鶏前の卵は、表面にプツプツがあり、殻が壊れやすく安価になります。

ところが断食後の卵は表面がつるつるになり、しかも殻も固く若い鶏の卵と同じ状態に戻ります。

 

 

卵を産み続け老いた鶏に強制的に断食を行うことは残酷に感じられますが、その効果は確実に現れます。

生殖機能がアップし、若い鶏と同じような卵を産み、羽が生え変わり若返るのです。

 

養鶏業者の方の話によると、身動きがとれない狭いケージに入れて、栄養をたっぷりとり、肥るにつれて鶏は元気がなくなり、動作も鈍くなります。

ところが、餌を与えないと、日がたつにつれて、生き生きとしてきて、目に力が戻り、動作も機敏になり、身体も引き締まってくるということです。

 

鶏が断食によってこれだけ変化するのであれば、私たち人間の場合はどうでしょうか?

飽食の時代を生きる私たちにも、断食によって良い変化がもたらされるのでしょうか?

その科学的データが徐々に明らかにされてきました。

 

 

米国国立生物工学情報センター(NCBI)の『Fasting: Molecular Mechanisms and Clinical Applications / Valter D. Longo and Mark P. Mattson』によると、さまざまな形態の断食によって、体重を減らし、老化を遅らせ、健康状態を最高の状態にする可能性があることを示されています。

断食はケトジェネシス(肝臓で行われるケトン体の生合成のこと)を引き起こし、代謝経路やストレス耐性、脂肪分解、オートファジー(※)などの細胞プロセスに強力な変化を促し、発作を抑制する薬と同じくらい有効な医療効果がもたらされることが示されています。

(興味がある方はこちらをご一読下さい。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3946160/

 

※オートファジー

オートファジーの「オート」は「自己」で、ファジーは「食べる」というギリシア語です。

日本語で『自食作用』と訳されます。

 

オートファジーとは、すべての生物が持つものであり、細胞の中で起こる分解作用のことを指します。

細胞の中の余計なものを細胞自体が取り除くシステムです。

 

細胞内に作られた膜が、分解するたんぱく質などを包み込んで分解酵素を含んだリソソーム(細胞小器官)や「液胞」と呼ばれる器官と融合することで分解しています。

 

2016年10月3日、ノーベル医学生理学賞を受賞した東京工業大の大隅良典栄誉教授(71)は、細胞自身が不要なたんぱく質を分解する仕組み「オートファジー」を分子レベルで解明したことが評価され受賞されました。

 

オートファジーの作用では、不要になったたんぱく質を細胞自身がリサイクルし、新しいたんぱく質を作るための材料にしたり、細胞内をきれいに保つ役割などをしていることがわかっています。

食事で摂りきれないたんぱく質は、オートファジー作用で再生産されたたんぱく質が補っており、これが生命維持に重要な働きをしていると考えられています。

成人男性は1日に約200gのたんぱく質を合成しているのですが、体内に取り入れるたんぱく質の量は60~80gしかありません。その差は、オートファジーが補っているのだそうです。

 

大隅良典教授は、その仕組みを約30年前に解明して以来、研究を続けています。

パーキンソン病などの神経疾患の一部は、このオートファジーの機能がうまく働かず異常なたんぱく質が脳に蓄積してしまうことが原因と動物実験でわかっており、病気の解明に役立つ可能性を秘めています。

 

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