常陸国の神々・御岩神社その3

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水戸黄門イチオシの聖地 ・かびれ神宮と御岩山の神秘

茨城県日立市に鎮座する御岩神社は、その悠久の歴史と神聖な雰囲気に包まれたパワースポットとして、近年ますます注目を集めています。特に、水戸黄門の名で親しまれる徳川光圀公が深く信仰し、水戸藩の祈願所として位置づけていた「かびれ神宮」は、御岩山の霊気を最も強く感じられる場所の一つです。今回は、御岩山の登山体験と、かびれ神宮にまつわる歴史や伝承を紐解きながら、この聖地の魅力に迫ります。

水戸黄門

悠久の歴史を刻む御岩山・縄文の息吹と神々の鎮座

御岩山は、標高492mほどの山であり、気軽に登山を楽しめる山として親しまれています。しかし、その歴史は遥か縄文時代にまで遡り、祭祀の跡が発見されていることから、古代より信仰の対象として崇められてきたことがわかります。山全体が約5億年前の地層から成り立っており、その壮大なスケールは、訪れる者を圧倒するほどの迫力です。

「浄らかな山かびれの高峰に天つ神鎮まる」と古くから言い伝えられるように、御岩山は神々が鎮まる神聖な山として、人々の畏敬の念を集めてきました。山頂への登山時間の締め切りは15:00までとなっており、また、ご神域であるため、登山には様々なお約束があります。公式ページで確認し、敬意を払いながら登山を楽しみましょう。

御岩山への登拝ルートは、拝殿から分岐する表参道と裏参道があります。表参道は比較的緩やかな道ですが、裏参道は少し険しい道となっています。今回は、表参道から登り、裏参道で戻るルートを選びました。

神秘的な空気に包まれる表参道・自然との調和を感じる道のり

御岩神社の拝殿から表参道に入ると、鬱蒼とした木々に囲まれた静かな道が続きます。木漏れ日が差し込む参道は、まるで別世界へと続く入り口のようです。しばらく歩くと、道は少しずつ険しくなってきますが、周囲の豊かな自然が疲れを忘れさせてくれます。

御岩山は山全体がご神体であるためか、歩いても疲れを感じにくいという不思議な体験をする人も少なくありません。約20分ほど歩くと、中腹に鎮座する「かびれ神宮」が見えてきます。

かびれ神宮・水戸藩の祈願所、異次元への入り口

かびれ神宮は、御岩神社の奥宮として、より一層神聖な空気に包まれています。鳥居をくぐり、石段を登ると、そこは麓とは全く違う、まるで異次元のような空間です。空から星が降ってくるような、不思議な感覚に包まれる人もいるでしょう。

江戸時代には、水戸藩初代藩主である徳川頼房公が出羽三山を勧請し、かびれ神宮を水戸藩の国峰と位置づけました。二代藩主の徳川光圀公(水戸黄門)をはじめとする歴代藩主が、参拝を常例とする祈願所として、かびれ神宮を篤く信仰しました。

かびれ神宮の社殿前には、「今上石(いまがみいわ)」と呼ばれる巨石が鎮座しています。この岩は、約5億年の時を経ている磐座(いわくら)であり、古来より神聖な場所として崇められてきました。

今上石・水戸黄門も祈りを捧げた霊験あらたかな磐座

昔、今上石の奥からは水が湧き出し、「御多満里(みたまり)の池」と呼ばれる池を形成していました。現在、池の水は枯れてしまいましたが、その跡地には碑が建てられています。

徳川光圀公は、大日本史を編纂するにあたり、この御多満里の池の水で筆染めの儀を行ったと伝えられています。大日本史は、神武天皇から後小松天皇までの百代の帝王の治世を記した日本の歴史書であり、光圀公の死後も水戸藩の事業として二百数十年継続され、明治時代に完成しました。今上石は、光圀公が国家の歴史を編纂するにあたり、その成功を祈願した霊験あらたかな場所でもあったのです。

かびれ神宮の御祭神・天照大神、邇邇藝命、立速日男命

かびれ神宮には、以下の三柱の神様が祀られています。

  1. 天照大神(あまてらすおおみかみ)・ 日本神話における最高神であり、太陽を神格化した女神。皇室の祖神としても崇められています。
  2. 邇邇藝命(ににぎのみこと)・ 天照大神の孫であり、地上に降りてきた天孫降臨の主人公。日本の初代天皇である神武天皇の祖父にあたります。
  3. 立速日男命(たちはやひおのみこと)・ 日本神話に登場する神。詳細は不明な点が多いですが、力強い神格として信仰されています。

これらの神々は、日本の国土を守り、人々に恵みをもたらす存在として、古くから崇められてきました。かびれ神宮は、これらの神々のご神徳をいただき、心身を清め、願いを叶えるための神聖な場所として、多くの参拝者を集めています。

御岩山山頂へ・神々が息づく絶景を求めて

かびれ神宮で心身を清めたら、いよいよ御岩山の山頂を目指します。道はさらに険しくなりますが、周囲の自然はますます豊かになり、神秘的な雰囲気を増していきます。

山頂までの道のりには、巨岩や奇岩が点在し、それぞれに名前や伝説が残されています。これらの岩は、御岩山の神聖さを象徴する存在であり、自然の力強さを感じさせてくれます。

山頂に到着すると、そこには息をのむような絶景が広がります。遠くには太平洋が望め、眼下には緑豊かな山々が連なります。この景色は、まさに神々が息づく場所であり、言葉では言い表せないほどの感動を与えてくれます。

裏参道からの下山・新たな発見

山頂で景色を堪能したら、裏参道から下山します。裏参道は表参道に比べて少し険しい道ですが、変化に富んだ自然を楽しむことができます。

下山中には、様々な動植物に出会うことができます。珍しい野鳥のさえずりや、美しい山野草の姿は、心を癒してくれます。

御岩神社への参拝は、単なる観光ではありません。それは、自然との調和を感じ、神々との繋がりを深める、貴重な体験です。御岩山に足を踏み入れ、かびれ神宮で祈りを捧げることで、心身が清められ、新たな活力と希望が湧いてくるでしょう。

御岩神社参拝の注意点・神聖な場所を守るために

御岩神社は、神聖な場所であり、参拝にはいくつかの注意点があります。

    1. 服装・ 露出の多い服装は避け、動きやすい服装で参拝しましょう。
    2. 時間・ 山頂への登山時間の締め切りは15:00までです。時間に余裕を持って参拝しましょう。
    3. マナー・ ご神域内では静かに過ごし、他の参拝者の迷惑にならないようにしましょう。
    4. ゴミ・ ゴミは必ず持ち帰り、境内を汚さないようにしましょう。
    5. 動植物・ 動植物を傷つけたり、持ち帰ったりしないようにしましょう。

    これらの注意点を守り、敬意を払いながら参拝することで、より良い体験を得ることができるでしょう。

    ABOUT ME
    Shokey Hayashi
    Shokey Hayashi
    エクソシスト/ラジオニクス技法研究家
    1965年、青森県に生まれ 幼少期から霊的な現象によるトラブルや病気、怪我に悩まされてきた。しかし、20歳のある日、イベント参加、会場で不思議体験、天からの稲妻エネルギーが降り注ぎ、脳から脊髄を貫くような衝撃を受け、霊能力が開花。その後、心理学と超能力の研究をスタート、現在は、霊能力と意識工学を融合させた。独自のラジオニクス技法をにて「ラジオニクス除霊」を確立。除霊、供養、癒しを超えた「運気の治療まで可能となる」
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