常陸国の神々・東国三社参り・鹿島散歩 ・ 一之鳥居

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鹿島神宮 一之鳥居巡礼:時空を超えた聖地巡礼の旅

鹿島神宮。関東地方屈指の古社であり、日本建国・武道の神として崇敬を集めるこの場所は、ただ参拝するだけでなく、その周辺に点在する一之鳥居を巡ることで、より深く、そして多角的に神社の霊験と歴史、そして自然の息吹を感じ取ることができます。本記事では、鹿島神宮の東西南北に位置する一之鳥居の詳細な情報に加え、その歴史的背景、スピリチュアルな意味合い、周辺の見どころ、さらには効率的な巡礼ルートまでを網羅した、完全ガイドをお届けします。

鹿島神宮とは:武神降臨の地、その歴史と神威


鹿島神宮は、茨城県鹿嶋市に鎮座する、由緒正しき古社です。創建は神武天皇元年(紀元前660年)と伝えられ、日本書紀や古事記にもその名が登場するほど、古い歴史を持っています。主祭神は武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ)。雷神、剣の神として知られ、国家鎮護、武道守護、交通安全などのご利益があるとされています。

鹿島神宮は、古来より武士からの崇敬が篤く、源頼朝、徳川家康など、時の権力者が社殿の造営や寄進を行ってきました。境内には、本殿、奥宮、楼門、武道館など、数々の建造物があり、その荘厳な佇まいは訪れる者を圧倒します。特に本殿は、江戸時代に徳川秀忠によって再建されたもので、絢爛豪華な彫刻が施されています。

また、鹿島神宮は、パワースポットとしても知られており、境内には、御手洗池(みたらしいけ)、要石(かなめいし)など、特別な場所があります。御手洗池は、湧水が絶えることなく流れ出る池で、禊の場として用いられてきました。要石は、地震を鎮めるために地中に埋められたとされる石で、鹿島神宮の霊力の源泉とされています。

一之鳥居巡礼の意義:結界を巡り、神域の深淵に触れる


鹿島神宮の境内だけでなく、その周辺にも重要な聖地が存在します。それが、鹿島神宮の東西南北に位置する一之鳥居です。一之鳥居は、神社の神域を示す結界の役割を果たしており、神域の入り口として、神聖な空間と俗世を隔てる境界線となっています。

一之鳥居を巡礼することは、鹿島神宮の神域全体を巡ることと同義であり、より深く神社の霊験に触れることができると考えられています。また、各一之鳥居は、それぞれ異なる方角、異なる場所に位置しており、異なるエネルギーを持っているとされています。そのため、各一之鳥居を巡ることで、様々なご利益を授かることができるとも言われています。

東の一之鳥居:すべての始まりの地、明石海岸の木製鳥居
場所: 茨城県鹿嶋市神向寺588(鹿島灘に面する明石海岸)

特徴: 木造の素朴な鳥居。神様が海から上がってくるときに最初に通るとされる場所。東日本大震災の津波から守られたという伝説も。人生を好転させる力があると言われる。

東の一之鳥居は、鹿島神宮から東へ約3km、鹿島灘に面した明石海岸にひっそりと佇んでいます。他の鳥居と異なり、木造の素朴な造りが特徴で、その佇まいは、人工的な美しさよりも、自然との調和を重視しているかのようです。

この鳥居は、「すべての始まりの地」と呼ばれ、人生の転機を迎えたい人、新しいことに挑戦したい人にとって、特別な場所となっています。鹿島灘の荒々しい波の音を聞きながら、鳥居の前に立つと、心が洗われるような、清々しい気持ちになるでしょう。

2011年の東日本大震災の際には、周辺地域が津波の被害を受けたにも関わらず、この鳥居は津波の被害を受けなかったという伝説があります。これは、鹿島神宮の神威によるものだと信じられています。現在は堤防が築かれ、直接鳥居をくぐることはできませんが、階段を上って鳥居の向こう側の景色を眺めることができます。

西の一之鳥居:水上に聳え立つ、国内最大級の朱塗りの大鳥居
場所: 茨城県鹿嶋市大字大船津2251 沖(神宮橋近く)

特徴: 水中に立つ巨大な朱塗りの鳥居。鎌倉時代に建てられたのが始まり。徳川秀忠が社殿と共に奉納。水上鳥居としては国内最大級。

西の一之鳥居は、鹿島神宮の玄関口とも言える場所に位置し、神宮橋を渡ると、その巨大な姿が目に飛び込んできます。朱塗りの鳥居は、水面に映り込み、まるで湖に浮かぶ神殿の入り口のような、幻想的な光景を作り出しています。

この鳥居は、鎌倉時代に、御手洗池近くまで入っていた船の往来が、鹿嶋の土地隆起によって不可能となったため、僧侶の忍性が建てたのが始まりとされています。その後、1618年に徳川二代目将軍秀忠が社殿と合わせて奉納し、鹿嶋の玄関口として、重要な役割を果たしてきました。現在の鳥居は、2013年に再建されたもので、水底からの高さは18.5メートル、幅は22.5メートルもあり、水上鳥居としては国内最大級の大きさを誇ります。

西の一之鳥居は、商売繁盛、家内安全などのご利益があるとされ、多くの参拝客が訪れます。特に夕暮れ時には、夕日に照らされた鳥居が、水面に美しく映り込み、息をのむほどの絶景を楽しむことができます。

南の一之鳥居:息栖神社の鳥居、利根川水運の要衝
場所: 茨城県神栖市息栖2882(息栖神社)

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特徴: 鹿島神宮の南の鳥居として、息栖神社の鳥居が代用。利根川沿いにあり、龍神が行き来する場所とされる。

南の一之鳥居は、鹿島神宮の境内にはなく、鹿島神宮の南に位置する息栖神社の鳥居が、その役割を担っています。息栖神社は、鹿島神宮、香取神宮とともに、東国三社の一つに数えられ、古くから水運の神として崇敬を集めてきました。

息栖神社の鳥居は、利根川沿いにあり、古くから水運の要衝として、重要な役割を果たしてきました。利根川は、古くから人や物資を運ぶための重要な水路として利用されており、息栖神社は、その安全を祈願する場所として、多くの人々から信仰を集めてきました。

南の一之鳥居は、交通安全、旅行安全などのご利益があるとされ、特に船乗りや漁師など、水に関わる仕事に従事する人々から、篤い信仰を集めています。

一之鳥居巡礼モデルコース:効率的な巡礼ルートと所要時間
鹿島神宮の一之鳥居を巡礼するには、車での移動が便利です。

スタート・ 鹿島神宮
鹿島神宮 → 東の一之鳥居(約15分)
東の一之鳥居 → 西の一之鳥居(約30分)
西の一之鳥居 → 南の一之鳥居(息栖神社)(約45分)
南の一之鳥居 → 鹿島神宮(約45分)

所要時間約3時間(各鳥居での参拝時間、休憩時間を含む)

周辺の見どころ・鹿島神宮と合わせて訪れたい場所


鹿島神宮とその周辺には、一之鳥居以外にも、数多くの見どころがあります。

  1. 鹿島神宮奥宮・鹿島神宮の本殿から少し離れた場所にある、静かで神秘的な雰囲気の漂う場所。
  2. 御手洗池・ 湧水が絶えることなく流れ出る池で、禊の場として用いられてきました。
  3. 要石: 地震を鎮めるために地中に埋められたとされる石で、鹿島神宮の霊力の源泉とされています。
  4. 息栖神社・ 鹿島神宮、香取神宮とともに、東国三社の一つに数えられ、古くから水運の神として崇敬を集めてきました。
  5. 香取神宮・ 千葉県香取市にある、鹿島神宮と並び称される古社。
  6. 水郷佐原・江戸時代の面影を残す、情緒あふれる町並み。
  7. 鹿島アントラーズクラブハウス・サッカーファン必見の場所。
地元グルメ・鹿嶋の味覚を堪能する

鹿嶋市には、美味しい地元グルメがたくさんあります。

かしま甘太郎の大判焼き・ 鹿島神宮近くの商店街にある人気店。

鹿島灘はまぐり

鹿島灘はまぐり・鹿島灘で獲れる新鮮なはまぐり。

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鹿島米・鹿嶋市で栽培される美味しいお米。

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地酒・ 鹿嶋市の酒蔵で作られる地酒。

まとめ・鹿島神宮一之鳥居巡礼、時空を超えた聖地巡礼の旅

鹿島神宮の一之鳥居巡礼は、ただ単に鳥居を巡るだけでなく、その歴史的背景、スピリチュアルな意味合い、そして自然の息吹を感じ取る、時空を超えた聖地巡礼の旅です。

各一之鳥居を巡ることで、鹿島神宮の神域全体を巡ることと同義であり、より深く神社の霊験に触れることができるでしょう。ぜひ、鹿島神宮の一之鳥居巡礼に挑戦し、新たな発見と感動を体験してみてください。

ABOUT ME
Shokey Hayashi
Shokey Hayashi
エクソシスト/ラジオニクス技法研究家
1965年、青森県に生まれ 幼少期から霊的な現象によるトラブルや病気、怪我に悩まされてきた。しかし、20歳のある日、イベント参加、会場で不思議体験、天からの稲妻エネルギーが降り注ぎ、脳から脊髄を貫くような衝撃を受け、霊能力が開花。その後、心理学と超能力の研究をスタート、現在は、霊能力と意識工学を融合させた。独自のラジオニクス技法をにて「ラジオニクス除霊」を確立。除霊、供養、癒しを超えた「運気の治療まで可能となる」
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