泉とともに湧き出す金運パワー～金澤神社

歴史と信仰が息づく兼六園の守護神

金澤神社は、石川県金沢市兼六町、日本を代表する庭園である兼六園の一角に鎮座する神社である。その歴史は深く、金沢の地名の由来となった金城霊沢のほとりに創建され、学問の神である菅原道真公を始め、金運や災難除けの神として信仰される白蛇竜神、商売繁盛の神である白阿紫稲荷大明神、交通安全の神である琴平大神、そして加賀藩の藩主であった前田斉広公と前田斉泰公を祀る、多岐にわたるご利益を授ける神社として知られている。

金沢の源流・金城霊沢と金澤神社の誕生

金澤神社が創建された場所は、金沢という地名の起源となったとされる金城霊沢のほとりである。その昔、芋掘藤五郎という男がこの湧き水で芋を洗ったところ、砂金が湧き出てきたという伝説が残されている。この出来事から、「金洗いの沢」と呼ばれるようになり、それが転じて「金沢」という地名になったと伝えられている。現在、金城霊沢は金運のパワースポットとして多くの人々から信仰を集めている。

金城霊沢の湧き水は、古くから神聖な場所として崇められてきた。この霊験あらたかな地に、寛政6年（1794年）、加賀藩11代藩主である前田治脩（はるなが）が、藩校明倫堂を兼六園内に創設した際、その鎮守社として金澤神社が創建された。藩校とは、武士の子弟を教育する目的で設立されたものであり、「文武両道」を重んじる教育が行われた。金沢には、文学校である「藩校明倫堂」と、武学校である「経武館」が設けられた。

金澤神社は、藩校の生徒たちの勉学を祈願する場所として、また藩全体の安寧を祈る場所として、重要な役割を果たしてきた。特に、ご祭神の一柱である菅原道真公は、学問の神として知られ、前田家の先祖にあたることから、藩主をはじめとする多くの人々から崇敬された。

白蛇竜神・金沢を守護する神秘の存在

金澤神社において、特に注目すべきは、相殿として祀られている白蛇竜神である。白蛇竜神は、雄雌二体の白火蛇であり、火難、水難、災難除け、そして金運、商売繁盛の神として篤く信仰されている。

白火蛇とは、中国の文献によると、中国大陸の奥地に千年に一度現れるという伝説の蛇であり、「吉凶を人間に知らせるもの」とされている。五穀豊穣や天災を予知し、人々に危機を知らせる役割を担っていたと伝えられている。この白火蛇が、中国から出雲の日御碕に伝えられ、さらに金沢へと伝わったとされている。

言い伝えによれば、白蛇竜神の一体は金澤神社に納められ、もう一体は金沢城中に納められていたという。金沢城は、加賀藩の藩祖である前田利家が居城として以来、加賀百万石の繁栄を象徴する場所であった。城中に白蛇竜神が祀られていたことは、藩主をはじめとする人々が、その加護を強く願っていたことを物語っている。

戦後、金沢城中に納められていた白蛇竜神も金澤神社に合祀され、現在では二体揃って本殿に祀られている。金沢の街が、幾多の戦火を逃れ、その美しい城下町の面影を今に残しているのは、この白蛇竜神のご加護によるものかもしれない。

金澤神社の境内・パワースポットと歴史の息吹

金澤神社の境内には、金城霊沢や鳳凰山といったパワースポットが存在する。金城霊沢は、前述の通り金沢の地名の由来となった場所であり、金運上昇を願う人々が多く訪れる。霊沢の天井面には、泉に棲むと伝えられる龍神様が描かれており、その神秘的な姿は訪れる人々を魅了する。

金城霊沢の背後には、鳳凰山という小山がある。この山は、様々な奇石（パワーストーン）を集めて鳳凰の形に作り上げたもので、中には洞窟が設けられている。その外観は、まるで古墳のようであり、古代の神秘的な雰囲気を醸し出している。鳳凰山からも、金運が上昇するパワーを感じられるとされており、金澤神社を訪れる際には、ぜひ立ち寄りたいスポットである。

また、境内には加賀藩前田家に慶事があると、そのたびに奉納された奉納稲荷鳥居が立ち並んでいる。これらの鳥居は、朱色の鮮やかな色合いで、神社の境内を華やかに彩っている。鳥居の数からも、前田家が金澤神社を深く信仰していたことが窺える。

兼六園との調和・歴史と自然が織りなす景観

金澤神社は、日本三大名園の一つである兼六園の中に位置している。兼六園は、江戸時代の代表的な大名庭園であり、その美しい景観は国内外から多くの観光客を魅了している。金澤神社の境内は、兼六園の緑豊かな自然と調和し、静かで落ち着いた雰囲気を醸し出している。

兼六園は、四季折々の美しい景色を楽しむことができる庭園であり、春には桜、夏には新緑、秋には紅葉、冬には雪景色と、それぞれの季節で異なる表情を見せる。金澤神社を訪れる際には、兼六園の散策も楽しむことで、より一層心豊かな時間を過ごすことができるだろう。

金澤神社の参拝・ご利益と心の安らぎを求めて

金澤神社は、学問の神である菅原道真公を祀ることから、学業成就を願う学生やその家族からの信仰が篤い。試験合格や学力向上を祈願するために、多くの人々が神社を訪れる。また、白蛇竜神は金運や災難除けの神として知られ、商売繁盛や家内安全を願う人々からも崇敬されている。

金澤神社は、参拝者にとって心の安らぎを得られる場所でもある。神社の境内は、静かで落ち着いた雰囲気であり、日々の喧騒を忘れ、心静かに過ごすことができる。また、金城霊沢や鳳凰山といったパワースポットを巡ることで、心身ともにリフレッシュすることができるだろう。

金澤神社のまとめ・歴史と信仰が息づくパワースポット

金澤神社は、金沢の地名の由来となった金城霊沢のほとりに創建され、学問の神である菅原道真公、金運や災難除けの神である白蛇竜神、商売繁盛の神である白阿紫稲荷大明神、交通安全の神である琴平大神、そして加賀藩の藩主であった前田斉広公と前田斉泰公を祀る、歴史と信仰が息づく神社である。

兼六園の中に位置し、その美しい自然と調和した境内は、訪れる人々に心の安らぎを与えてくれる。金城霊沢や鳳凰山といったパワースポットは、金運上昇や開運招福を願う人々にとって、特別な場所となっている。

金沢を訪れる際には、ぜひ金澤神社に足を運び、その歴史と信仰に触れ、ご利益を授かってみてはいかがだろうか。きっと、心に残る素晴らしい体験となるだろう。

金澤神社参拝のポイント

1. 金城霊沢で金運アップ・霊沢の湧き水に手を浸したり、お賽銭を奉納したりして、金運上昇を祈願しましょう。
   
2. 鳳凰山でパワーチャージ・洞窟の中に入り、パワーストーンに触れて、エネルギーをチャージしましょう。
   
3. 白蛇竜神に災難除けを祈願・本殿で白蛇竜神にご挨拶し、火難、水難、災難除けを祈願しましょう。
   
4. 兼六園との散策を楽しむ・ 四季折々の美しい景色を楽しみながら、心身ともにリフレッシュしましょう。
   
5. 御朱印を集める・金澤神社の御朱印は、参拝の記念としておすすめです。

金澤神社は、歴史と信仰が息づくパワースポットであり、訪れる人々に様々なご利益と心の安らぎを与えてくれる場所です。ぜひ一度、足を運んでみてください。

Shokey Hayashi

エクソシスト/ラジオニクス技法研究家

Contact

1965年、青森県に生まれ 幼少期から霊的な現象によるトラブルや病気、怪我に悩まされてきた。しかし、20歳のある日、イベント参加、会場で不思議体験、天からの稲妻エネルギーが降り注ぎ、脳から脊髄を貫くような衝撃を受け、霊能力が開花。その後、心理学と超能力の研究をスタート、現在は、霊能力と意識工学を融合させた。独自のラジオニクス技法をにて「ラジオニクス除霊」を確立。除霊、供養、癒しを超えた「運気の治療まで可能となる」