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断食とは
断食はもともと、宗教的な儀式や精神的修行として行われてきました。
現在でも、イスラム教では1か月のラマダン(日の出から日没の間は飲食を禁ずるというもの)という断食を行っています。
飲食を断ち、主神であるアッラーへ感謝を捧げます。
食を断つという言葉からは、禁欲的なイメージを受けます。
ファスティングブーム
しかし近年では病気の治療、健康増進、美容のための“ファスティング”という言葉も流行し、科学的な研究も、以前よりもはるかに進んでいます。
断食後は、お腹が凹み、美肌を取り戻す、頭が冴え渡るなど、一度経験するとその効果はすぐにはっきりと感じられるため、定期的にファスティングを行う人も増えています。
私たちは日々食事します。そして食べたものを消化吸収するために、内臓はフルに活動しています。
食物を消化し、小腸から栄養としてとりこみ、不要なものは便・尿・汗などで体外へ排出します。
しかし、食べ過ぎると消化に体のエネルギーを使いすぎて、不要なものを排泄するエネルギーが阻害されてしまいます。
その結果、不要なものがきちんと排泄されずに、体中の脂肪などに蓄積されて太ります。
女性は子宮に毒素が溜まりやすくなり、男性は前立腺に毒素が溜まりやすくなると言われています。
適切な食事量を保てている人は、非常に少ないため、食べ過ぎによってさまざまな病気になります。
一見、食べ過ぎとは無関係に見える体の症状も、実は体が警鐘を鳴らしている場合がほとんどです。
食べ過ぎないように、と心がけていてもダイエットが上手くいかない人は多いでしょう。
万年ダイエットを繰り返している人も多いでしょう。
そんな人のためにも、断食はとても有効な方法です。
一度断食すると、化学調味料によってマヒしていた味覚が元に戻り、味に敏感になり、断食前に好んでいた濃い味を美味しいとは思わなくなります。
また、断食後は非常に少ない食事量で充分満足できるようになるため、1回の食事量も減らすことができるようになります。
たった1日断食を行うだけでも、強力なリセット効果があります。
まさに“足るを知る”ことができるようになります。
天才、成功者と言われたほとんどの人が断食の効果を知り、実践していました。
お釈迦様、キリスト、マホメット、モーゼ、ピタゴラス、空海、日蓮、エジソン、マハトマ・ガンディー、ラマナ・マハルシ、ジョン・レノン、マイケル・ジャクソン、スティーヴ・ジョブズ、水野南北。
またプロ野球選手やゴルファーを始めとするトップアスリートや、芸術家、経営者、ハリウッドスターも断食を率先して取り入れています。
断食には、ダイエットやデトックス効果だけでなく、五感を研ぎ澄まし、あらゆる機能を飛躍的にアップさせる驚くべき効果があるのです。