常陸国の神々⑤常陸國總社宮

ヤマトタケルノミコトゆかりの神社

常陸國總社宮(ひたちのくにそうしゃぐう)

(茨城県石岡市総社2丁目8-1)

石岡市の産土神(うぶすながみ)である常陸國總社宮を目指します。

紅葉が陽光に照らされて美しく輝いています。

總社宮とは

古代、国司は各国内の全ての神社を一宮から順に巡拝していた。これを効率化するため、各国の国府(※)近くに国内の神を合祀した総社を設け、まとめて祭祀を行うようになった。常陸國總社宮はそのうちの常陸国の総社にあたる。
全国で55社が確認されている。

常陸國總社宮は、日本百名山の一つ「筑波山」、日本第二の湖「霞ヶ浦」の悠々たる美景を同時に望めるこの場所に創建された。

※国府とは:各国における政治的中心都市であるとともに司法・軍事・宗教の中心部。室町時代には完全に消滅した。

【参道】

【手水舎】

国府の宮

当初の社名は「国府の宮」であったが、延喜年間(901年 – 923年)に天神地祇(てんしんちぎ)の6柱の神が祀られるようになって「六所の宮」となり、さらに「総社」(古代の読みは「そうじゃ」)に名を改めた。

また創建当初は現在の常陸国分尼寺跡付近にあったとされるが、天慶年間(938年 – 947年)に大掾氏(平詮国)が常陸府中(石岡)に築城した際に鎮守のために現社地に遷したという。神主は代々清原氏が世襲していた。

【隋神門】

常世の国、憧れの聖地。常陸国。

約1300年前の7世紀、現在の茨城県は常陸国と呼ばれていました。

広大で海山の幸に恵まれたこの国は全六十余国のうち最上の「大国」とされ、常世の国とも称される憧れの聖地でした。

常陸国風土記・茨城群にもその自然美が讃えられています。

そもそもこの地は、花かおる春、また木の葉の色づき散りしく秋になると、あるいは駕(のりもの)を命じて出向き、また舟を漕ぎ出して遊ぶ。春の浦々には花が千々に咲き乱れ、秋には岸という岸に木の葉が色づく。さえずる鶯の声を野のほとりで耳にし、宙に舞う鶴の姿を海辺のなぎさで目にする。農夫の若者と海人の娘は、浜辺をおい走りて群れ集い…

茨城の名の由来になった中心地

常陸国の中心地である国府があった場所が旧茨城郡、現在の石岡市です。茨城の県名はここに由来します。国府の長官である国司が執務した国衙跡の遺跡は近年の大規模発掘に伴い国指定史跡に登録されました。

神石

かつて倭武天皇(ヤマトタケルノミコト)が腰掛けたと伝わる「神石」です。

常陸国風土記には「倭武天皇」と表記されていますが、常陸国総社宮では「日本武尊」と表記しているとのことです。また、日本武尊をカタカナで表記する場合、通常は黒点を入れないで「ヤマトタケル」とします。

総社宮の境内には、日本武尊が東征途中に腰を掛けて休まれたと言い伝えられている腰掛石があります。

常陸国府の総社宮を造営する際、この石の存在が建造地選定の決め手になりました。

【神石】

例祭

長大な歴史の波に翻弄され祭祀を中断せざるを得なかった総社もある中で、当宮は創建以来絶えることなく「国府の神祭り」を続けて参りました。その現在の形が最大の祭典である9月の例大祭です。地域を挙げて祝われるため「石岡のおまつり」とも呼ばれ、全国から数十万人もの参拝者が訪れます。

大規模修復されたご本殿

【ご本殿】

境内最古の建造物である本殿は平成28年に大規模修復しました。この辺りは小高い丘となっており、参拝の間中気持ちの良い風が吹き抜けています。

常陸国の神々とは豊かなる自然そのもの

常陸国総社宮は常陸国の神々をお祀りしています。国学者・本居宣長が主著『古事記伝』に述べるように「神」とは海川山野に宿る霊など、人間には理解しがたい力を持つあらゆる存在を指します。常陸国の神々とは『常陸国風土記』に記された常陸国の豊かなる自然そのものと言えるかもしれません。

ご祭神

江戸時代に祭神の再考証が行われ、現在では特に以下の六柱の神々を称え、境内の十二末社には特に著名な神々を個別にお祀りしています。

伊邪那岐命(いざなぎのみこと)
須佐之男命(すさのおのみこと)
邇邇芸命(ににぎのみこと)
大国主神(おおくにぬしのかみ)
大宮比賣尊(おおみやひめのみこと)
布瑠大神(ふるのおおかみ)
常陸国諸神

【境内社】

【十二末社】

【境内社】

手塚治虫氏のご先祖とゆかりのある神社

現在の石岡市が府中松平藩と呼ばれていた江戸時代末期、藩主・松平播磨守に仕えた手塚良庵という藩医がいました。世界的な漫画家・手塚治虫氏のご先祖です。

マンガの神様・手塚治虫と石岡市

手塚治虫先生の先祖にあたる手塚良庵は、大阪で緒方洪庵が開いていた適塾の門下生として福沢諭吉と机を並べて蘭学の勉強に励み、父・良仙や伊東玄朴らと江戸に種痘所を開設した人物です。1980年代の初め、良仙・良庵父子が世界的な漫画家・手塚治虫先生の先祖であることが判明。手塚先生は良庵と架空の藩士・伊武谷万二郎を主人公とした大河マンガ『陽だまりの樹』を描きました。手塚氏と石岡市は良庵を通じて繋がっているのです。

お守りや御朱印帳は手塚治虫氏とのコラボ商品を販売

当宮では『火の鳥』の授与品のほかにも例大祭の獅子と、先生の代表作『ジャングル大帝』の主人公である白獅子・レオを描いた御朱印帳を奉製しております。
常陸国総社宮では当地と手塚先生の御縁にちなみ、風土記勅撰千三百年の平成25年、手塚プロダクションの協力を得て先生の作品を象った授与品の頒布を開始しました。ジャングル大帝の御朱印帳は正月と例大祭の9月限定で頒布しています。

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